去年・・・ではなく一昨年の12月、「2005年Web 2.0大賞」というエントリを書きました(余談ですが、一昨年は東京でも12月に初雪が降っていたのですね)。そこで引用していた Dion Hinchcliffe's Web 2.0 Blog で、2006年度版の Web 2.0 大賞が決定されていたので、今年もご紹介したいと思います:
■ The Best Web 2.0 Software of 2006 (Dion Hinchcliffe's Web 2.0 Blog)
今回も8つの部門に分かれていて、それぞれ優勝と次点が以下のように選出されています:
- SNS部門
優勝 - MySpace
次点 - bebo, facebook, Vox, xuqa.com, MyBlogLog - スタートページ部門
優勝 - Netvibes
次点 - Pageflakes, Windows Live, goowy - ソーシャルブックマーク部門
優勝 - StumbleUpon
次点 - del.icio.us, trailfire, magnolia, listible - ソーシャルニュース部門
優勝 - Netscape
次点 - digg, newsvine.com, reddit - ソーシャルメディア部門
優勝 - YouTube
次点 - UnCutVideo, jumpcut, Google Video, Revver - オンラインストレージ部門
優勝 - Amazon's S3 + JungleDisk
次点 - omnidrive, IBackup, Allmydata.com - オフィススイート部門
優勝 - Zoho Office Suite
次点 - thinkfree, Ajax13, Google Docs & Spreadsheets, foldera - 特別賞
ブログフィルター: Techmeme
ソーシャルミュージック: Pandora
ビジネスSNS: Linkedin
消費者作成広告: Chevy Apprentice campaign
オンライン・ファイルコンバージョン: Zamzar
Web 2.0 開発環境: Ruby on Rails
マッシュアップ用ツール: Datamashups
いかがでしたか?去年出てきたばかりのサービスも多く、「全部知ってる」という人は少ないのではないでしょうか。かくいう自分も、いくつか初めて聞く名前がありました。
また面白いのは、2005年度版から大きくカテゴリー分けが変化して、ある一定の方向性が見えてきていることですね。"Web 2.0"の定義はいまだに議論が続いていますが、SNSやソーシャルブックマークなど、「Web 2.0の範疇に入る」とはっきり言えるサービスは定まってきたと思います。数年後には"Web 2.0"という単語よりも、「ソーシャルニュース」などのカテゴリの方が通用するようになっているかもしれません。
さて、2007年はどれだけこのリストに加わるサービスが増えるかどうか。今年もできる限り注目していたいと思います。
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