Fast Company のサイトより。『ハイ・コンセプト』のダニエル・ピンク氏による記事の中に、心理学者の Richard Wiseman という方(ちなみにこんな本を書いた人らしい)が提案された、「人生で幸運をつかむための4ヵ条」が書かれています:
■ How To Make Your Own Luck (Fast Company)
気になる4ヵ条ですが、こんな感じ:
1. チャンスを最大限に活かせ
幸運な人々は、チャンスを創造し、チャンスに気付き、チャンスを活かすことに長けている。人脈を広げたり、心に余裕を持ったり、新しい経験に積極的な姿勢を持つようにしよう。
2. 本能に従え
幸運な人々は、本能やカンで優れた決断を行う。また直感を磨くようにするものだ。
3. 幸運を期待せよ
幸運な人々は、未来は明るいと確信している。その結果、失敗に直面しても打ちひしがされることがなくなり、他人とポジティブな関係が築ける。そうしているうちに、確信は現実のものとなる。
4. 災い転じて福とせよ
幸運な人々は、不運を乗り越えるための様々な心理テクニックを使っている(例えば「もっと悪い事態を想像する」「くよくよ悩まない」など)。そうやって彼らは、状況を支配するようにしている(状況に支配される、のではなく)。
こんな感じ。1・2はそう言われても……という感じですが、3・4は前向きな姿勢を忘れないように、ということですね。これには納得。悪いときには悪いことが重なる、と言いますが、悪いことが起きると状況をコントロールする力が鈍る->さらに状況が悪化する、ということなのでしょう。深刻な状況のときほど、逆に楽観的な気持ちを忘れてはいけないのかも。
で、この記事に触発されて、adaptive path でもこんな記事がありました:
■ Designing for luck (adaptive path)
「幸運をデザインする」というカッコいいタイトルの記事。幸運を増やすには、ということで、Fast Company の記事も含めて以下のようにまとめられています:
≪チャンスに気付く≫
- 正しい質問をする
- 何を目指すのか、なぜ目指すのかを把握する
- 本能に従う
- チャンスをつくり、見逃さず、活かす
- 「僕はラッキーだ……素晴らしいタイミングで最適な製品を投入したぞ……」(と、自分に暗示をかける)
≪ポジティブな関係をつくる≫
- 強い人脈をつくり、維持する
- 他人とポジティブな関係を持つ
- 「僕はラッキーだ……社内政治に勝って、関係者から支持を取り付けたぞ・・・…」(と、暗示をかける)
≪オープンで楽観的な態度を≫
- 新しい体験にオープンになる
- 人生にはリラックスした態度で臨む
- 未来は明るいと信じる
- 「僕はラッキーだ……」
≪失敗でくよくよするな≫
- 失敗に凹んでばかりいないこと
- 悪運に対処する方法を身につける
- 「以前と違って、今回はラッキーだったじゃないか!」
幸運も不運も、実は自分の心がけ次第、ということでしょうか。
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