ブレストの際の足がかりや、チェックリストとして使えるかも。"a list of reasons that motivate people to buy things"(人々が何かを買う理由のリスト)だそうです:
■ What Makes People Buy (grokdotcom.com)
当たり前のものから見落としがちなものまで、20個の要素が一覧になっています。早速内容は、というと:
- 基本的な欲求 - 衣食住など、生きていく上で最低限必要なモノの購入。
- 快適さ - ガス欠直前で見つけたガソリンスタンドに入った、など、簡単に・すぐに手に入るからという理由での購入。
- 交換 - 古いものを置き換える理由での購入。
- 希少性 - 僅かしか存在しなかったり、将来無くなってしまうものを手に入れたいという欲求(純粋にそのモノが欲しいというだけでなく、転売で儲けたいという欲求も含む)
- 威信 - それを買うことで自分を高めたい、尊敬を集めたいという欲求。
- 気休め - 「欲しいのに手に入らないもの」の代わりを購入したくなる心情。
- 安さ
- 予想を上回る価値 - 価格から予期される価値よりも、実際に手に入る価値がずっと大きい場合、それが欲しくなる心情。
- 認知度 - 聞いたことのないものより、有名なブランドの方が欲しくなる心情。
- 新しいもの好き - 最新機種や流行を追いたくなる心情。
- 強制 - 学校の制服や教科書など、ルールや命令による購入。
- エゴ - 他人に見せびらかしたり、異性にアピールするための購入。
- アイデンティティ - 組織や集団への帰属意識を高める・示すための購入。
- 仲間の要求 - 友人や同僚が望んでいるから、という理由での購入。
- 人助け - チャリティ活動など、何かを買うことで困っている人が助けられる場合、それを買ってしまう心情。
- 返報性 - 香典返しなど、何かをもらった・してもらったことに対するお礼としての購入。
- 共感 - 販売者に共感を覚えた・同情したなどの理由での購入。
- 中毒 - 何らかの理由でそれを買うことがやめられない。
- 恐れ - (例)2000年問題
- 自分へのご褒美 - 自分を甘やかすための出費。
こんな感じ。もちろん「どんな商品/サービスでも」「万人に」当てはまる要素ばかりではないですが、アイデア出しをする時、リストの上から眺めていって頭を刺激することができそうですね。例えばこんな感じ?
【SNSの有料会員を増やそう】
4. 希少性: 「100名限定のプレステージ会員(年会費100万円)・早い者勝ち!」
5. 威信: 「プレステージ会員限定のイベントにご招待」
10. 新しいもの好き: 「この制度は日本のSNSで初、世界的にも稀に見る内容!」
11. 強制: 「この授業を履修するには、プレステージ会員への申し込みが必要」
16. 返報性: 「100名の方に、1ヶ月間のアクセス権をプレゼント」
17. 共感: 「ガレージで起業し、マイクロソフトに対抗してここまで成長しました」
19. 恐れ: 「いまお申し込みの方には、年金データ確認代行サービス実施中」
我ながらイマイチですが、活用イメージということで。しかしこうして考えると、19の「恐れ」は一歩間違うと「振り込め詐欺」の発想になってしまいそうですね……。
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