米国での結果ですが、ブログや広告がどの程度信頼されているかについて調査が行われました:
■ Reaching Influencers With Word-of-Mouth (eMarketer)
調査会社の Bridge Ratings と、University of Massachusetts が合同で行った調査の結果(ちなみに Bridge Ratings によるリリースはこちら)。どんな調査だったのかというと、新聞や広告など様々な情報ソースを提示し、それをどの程度信用しているかを10段階(0が最低、10が最高)で評価してもらうという内容。さらに1997年にも同様の調査が行われていたため、2007年度の結果と合わせて表にしたのがこちら(Bridge Ratings のページから転載しました):
緑のバーで表示されているのが1997年の結果で、赤のバーが2007年の結果(ただし「ブロガー」だけは1997年度の結果には含まれていません、当然ながら)。いくつか面白いポイントがあるのですが、「広告」(3.3ポイントから2.2ポイントへ下落)や「新聞/雑誌」(8.1ポイントから6.1ポイントへ下落)などが信頼度を下げる一方、「知識/経験のある他人」が4.2ポイントから7.9ポイントへと大きく上昇していますね。今年のアンケートで始めて調査された「ブロガー」は2.8ポイントで、広告とほぼ同じ。どちらも同じくらい信用されていない、と解釈できるかもしれません。
しかし「知識/経験のある他人」や、「友人/家族/知人」(2007年度は8.6ポイント)が書いたブログであれば信用される、とも考えられるでしょう。当たり前の話ですが、要はブログであれば何でもクチコミ効果があるのではなくて、あくまでも「誰が書いたか」で信頼度が変わるということですよね。
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