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2007/11/24

コメント

Taichi

まだ中学3年生ですが僕の意見では、ブログやサイトを運営するということは、趣味とは別の意味での「遊び」を含めたこととしてやっているわけです。それに、ブログを通じて「人に話を聞いてもらう」または「まったくの他人の考え、意見を聞く」ということができ、時にはそれが「お金」よりも大事かもしれないとこの記事を読んで思ったりもしました。(確かに、時々何のためにブログやっているんだろうなんて思うときもあります。)
この記事を見て、何かを思ってそれを僕がコメントをすることですらソーシャル・ラーニングと言えるかもしれません、だとしたら「ブログがソーシャル・ラーニングの場になる必要はない」がしかし、「ブログがソーシャル・ラーニングの場になるならそれはそれで良い」でないと、面白くないと思います。(話の内容が通じてないかもしれませんがそこのところはご容赦願います。)

今泉

akihitokさん、言及していただき、どうもありがとうございます。
自分としては、市場の力には偉大なところがあると思っていまして、何かが売り買い可能になったとたんに、たくさんの市場参加者が出現して、売り買いの対象の練度も上がっていくということを素朴に信じています。
個人的に興味があるのは、非常に専門的な実務に携わっている方による、勤務先の守秘義務に触れない範疇における、非常に濃い問い合わせへの対応、のような世界です。例えば、IT部門でJ-SOXに関わっており、講演もなさるような方が、土日の夕方に1-2時間空き時間を公開しておくと、問い合わせ目的で予約が入り、15分受け答えしてン千円といったイメージです。
専門家に限らず、15分程度受け答えしてン千円程度の対価をお支払しても惜しくないような特殊な技能・知識・経験をお持ちの方はたくさんいると見ておりまして、ただ、その大多数はブログシーンに登場されていません。
そういう方々が自己紹介半分で、自分の技量の幾分なりとも(勤務先の守秘義務に触れない範疇で)ブログで出すようになると、たぶんナレッジ状況が一変してしまうのではないか、などと思っています。
ブログに書ききれない非常に複雑な知識、暗黙知に相当するもの、相手のレベルを見極めないと伝達しへないもの等々はあるはずで、それを、リアルタイムのやりとりによって相手に渡す。この種のものはタダというのはありえないので、妥当な対価を収受する。対価は結局のところ需要と供給で決まる。そんな世界を思い描いています。
これによってインターネット空間に浸出してくるナレッジは、これまでのブログシーンが供給してきたものとかなり異なると思っています。また、年齢層も少し上がるはずです。
それに近いものを書いている人はすでにたくさんいらっしゃるのですが、ブログシーンの外で書いているようです。。。

アキヒト

Taichi さん、コメントありがとうございます。

「誰かに自分の意見を聞いてもらえる」「他人と交流することができる」というのも、お金に置き換えることのできないブログの価値ですよね。当然それも重要ですし、それを得るためにブログを続ける人もいます(僕もその端くれですが)。ただ、お金という対価を得てブログを書きたいという方もいらっしゃるでしょうから、そんな方々も参加してくるようなブログのシステムであって欲しい、と思います。

またコメントは立派な「ソーシャル・ラーニング」だと思います。呼び名は何でもいいのですが、こうやってコメントをする/返すが重要な学びの場になりますよね。その意味でも、多くの人々に参加してきて欲しいなぁと思います。

アキヒト

今泉さん、コメントありがとうございます。

ブログの世界に入ってきていない知識、というのは相当ありますよね。それを無理にブログに入れる必要もないだろうし、今泉さんが構想されているような「ブログ外のネット」でナレッジをやり取りするというのも進めなければならないでしょう。しかし本文でも書いた通り、個人的には「何らかの対価を得てブログでも書く」という人が増えてくれればいいなぁと期待しています。

> ブログに書ききれない非常に複雑な知識、暗黙知に相当するもの、相手のレベルを見極めないと伝達しへないもの等々はあるはずで、それを、リアルタイムのやりとりによって相手に渡す。

この部分、納得です。ある程度相手が見えていないと、効率的にナレッジを渡すことはできないですよね。その意味では、やはりブログは難しいのかな、とも思ってしまうのですが……。

> 個人的に興味があるのは、非常に専門的な実務に携わっている方による、勤務先の守秘義務に触れない範疇における、非常に濃い問い合わせへの対応、のような世界です。

こちらについては、僕も興味があるのですが、そういった方たちって現状に満足しちゃってないかなという危惧があります。「一定の収入も得てるし、外部の人々相手にして何があるの?」という態度ですね。そういった方々の認識を変えていくことも必要かな、と思います。

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