「あとで読む」だけに特化したサービス"Instapaper"

はてなブックマークなどを見ていると、タグに「あとで読む」が付けられているのをよく見かけます。つまりブックマークが文字通り「しおり」的に使われているわけですが、この「あとで読む」機能だけに特化したサービスがこちら：

■ Instapaper

ネーミングは恐らく「インスタント・ペーパー」を意識してのことでしょう。利用するにあたって、特にユーザー登録というものは必要ありません。しかしそれでは全ユーザーの登録した記事が出てきてしまうので、単に区別のためだけにユーザー名を決めておく必要があります（僕はユーザー名＝メールアドレスにしてしまいましたが、別にメルアドでなくても何でもOKとのこと。また日本語でもOKでした）。パスワードは不要ですが、集めたページを他人に見られたくないという場合には、後から設定しておくことも可能です。

他のソーシャルブックマークサービス同様、ブックマークレットが用意されているので、「あとで読みたい」ページを開いて1クリックするだけでOK。タグを付ける機能は無いので、本当に1クリックだけで登録が完了します（ただし後述するように、後からメモを書き込むことは可能）。以下のスクリーンショットは、実際にいくつか登録してみたところ：

ご覧の通り、登録したページは3種類に区別されています。登録したばかりのものは"Unread （未読）"に。ここのリンクをクリックしてページを開いたものは"Recently read （最近読んだ）"に。そして"Unread"記事の横にある「スキップボタン」をクリックしたものは、"Recently skipped （最近スキップした）"に分類されます。最近読んだ/最近スキップした記事については、それぞれ横にある「未読にするボタン」を押せば再び未読扱い戻すことが可能。

それぞれの記事の登録内容を修正したい場合は、"Edit"というメニューをクリックすればOK。個々の内容を修正することができ、コメントの追加も可能です（上のスクリーンショットでは、一番上の記事に"Summary"と表示されていると思いますが、これが追加したコメントになります）。

ということで、ここまで長々と説明する必要もないぐらい簡単な機能しかないのですが……。面倒な登録手続きもないので、「使えるかどうか分からないけど、とにかく読むのを後回しにしたいページを保存しておきたい」という場合に便利かもしれません。「ソーシャルブックマークを情報の整理にも、『あとで読む』目的にも使ってるんだけど、溜めているうちにグチャグチャになってしまう」という方は、ちょっと試してみては。