いまさら冬の話をするのは何なのですが、クルマやバイク・自転車を運転中に、道が凍っているのが分からなくてヒヤッとしたことはないでしょうか?そうした危険を防止するために、「自ら警告を発する道路」が研究されているそうです:
■ Icy Pink Roads (Neatorama)
上の写真がその実物。何のことはない、と言っては失礼ですが、温度によって色が変化する塗料(昔カード型の温度計とかありましたね)を混ぜてセンターライン等を描いておき、道路が凍っている際には色の変化で分かるようにしようという発想。確かに普段は白い塗装がピンク色になっていれば、「おやっ?」と身構えることができそうです。
またこれからの季節のことを考えれば、逆に「温度が高いと色が変化する道路(の塗装)」なんてのもありかもしれません。で、歩行者がそれを見て「あ、今は危険な暑さなんだな」と察知すると。熱中症の危険は体感温度だけではなかなか気づかないそうですから、こうした仕掛けで警告が発信できるようにする価値はあるのではないでしょうか。
環境の変化によって何らかのメッセージを発するという、「アンビエント・メッセージ」の例は以前も書いたことがありますが、まだまだ応用範囲が広いのかもしれません。デジタルの世界でも、こんな仕掛けがもっと工夫できそう。
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