先日の父の日、実家にデジタルフォトフレームを贈りました(ちなみに機種はソニーのD70)。そのとき改めて感じたのは、最近の機器を分かりやすく説明することの難しさ。僕らのように日頃からネットだPCだと言っている人になら簡単なことも、改めて「それって何?」と聞かれると答えに詰まります。逆に変に予備知識を持っていると、初めての人に説明することは数倍難しくなってしまうのかもしれません。
で、本題。たまたま某女性誌を眺めていたら、こんな広告が目に入りました:
東芝製の microSD の広告。写真やCD、DVDがぎっしり詰まったカードの下に、こんなコピーが添えられています:
ケータイを楽しむための、引き出しです。
流石に「SDカードって何?」という人は少ないかもしれませんが、カードを引き出しに例えるというのは、なかなか秀逸だと思います。「この中に画像データを保存したり、ダウンロードした動画ファイルを……」などと言うよりも、「いやぁ、これが机の引き出しのようなものでね。この中に写真や手紙をしまっておけるんだよ。で、必要な時は引き出して、中から使うものを取り出すわけ」なんて説明をする方が分かってもらえそう。
IT専門誌やガジェット系の雑誌ばかりを見ているのではなく、たまには畑違いの雑誌を見ると、見慣れたモノでもまったく違う視点で語られていたりするのを発見できるかもしれませんね。ただ書店で女性誌を手にするというのは、なかなか勇気が要ることですが。
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