地震が起きた直後に Twitter を開くと、「いま揺れた?」「揺れた!」などのメッセージが飛び交っているのを目にする、という経験は Twitter ユーザーの方なら珍しいことではないと思います。地震なのか、それとも自分がいる建物だけが揺れたのかを確認するために Twitter を開く、という経験のある方も多いでしょう。その意味では、Twitter は既に「地震観測ツール」として活用されていると言えるかもしれませんが、それを組織立てて行おうという動きがあるとのこと:
■ USGS monitoring Twitter for earthquake details (Associated Press)
米国地質調査所(U.S. Geological Survey, USGS)が行っている取り組みについて。基本的には「地震だ!」というツイートを拾う、という僕らが行っている行動と変わらない仕組みのようです:
A prototype system aggregates tweets based on key words such as "earthquake" or the equivalent in different languages. It can then send an e-mail listing the cities where the tweets came from and what the tweets said.
プロトタイプのシステムでは、「地震」のようなキーワード(もしくは各言語でそれに対応する単語)を含むツイートが集約されるようになっている。ツイートが発せられた場所、およびツイートの内容はリスト化され、メールが送信される。
とのこと。ちなみにこのシステム専用の Twitter アカウント(@USGSted)も設置されています。
先日ジオタグも公式実装され、対応するクライアントも増えてきました。個人的な観測範囲でも、ツイートにジオタグを含める人がチラホラと出てきたように感じます。特に「地震だ!」メッセージにジオタグを入れるという習慣が出てくれば、こうした地震観測システムが有効に機能するかもしれませんね。流石にタイムラグがありますから、災害防止までは難しいかも
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ご存じかもしれませんが、日本向けに P2P地震情報のTwitter版なんてものもあります。公的なものではないですけどね。
P2P地震情報 : http://www11.plala.or.jp/taknet/p2pquake/
P2P地震情報Twitter : http://twitter.com/p2pquake
投稿情報: nobody:nogroup | 2009/12/16 14:01