あぁ、こういう「逆転の発想」的なアイデアは良いですね。プロダクトデザイナーの Marijn van der Poll さんという方が、「壊さないと座れない椅子」なるものをデザインされたとのこと(via. Neatorama):
■ Droog products :: Studio work:: Do hit chair
壊さずに使うのが家具の基本なのに、始めっから壊さなければならないとはどういう意味か――それはこの写真で一目瞭然でしょう:
そう、ただのアルミ缶のような素材を叩いて、自分の体型に合う形に整えなければならないわけですね。ちなみに出来上がった姿がこちら:
うーん、痛そうです(笑)。しかし日頃のストレス発散&運動不足解消にはもってこいかも。ちなみに価格は要相談とのことですが、ハンマーもセットで売ってくれるそうですよ。
Marijn さんの公式サイトによれば、彼がこの"Do Hit"をデザインしたのは1999年とのことですから、結構以前から発表されていたのですね。ちなみに叩いて椅子に仕上げる過程は、自分で行うだけでなく Marijn さんにお願いしてしまうことも可能とのこと。実際これまでにいくつもの"Do Hit"を制作してきたそうで、当然のことながら世界に一つとして同じ姿のものは存在しないそうです。そうか、ストレス解消というメリットの他に、世界でただ一つしか存在しない椅子が作成できるという価値もあるわけですね。うーん、そう考えるとなかなか深い(?)コンセプトなのかもしれません。
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