テレビを見ながらツイートしたり、Facebookをアップデートしたり。時には番組内容をネタにしてもりあがるなんてことはごく普通の行為になりましたが、具体的にどのくらい定着しているのでしょうか。米ニールセンの調査ですが、こんな結果が出ています:
■ 40% of Tablet and Smartphone Owners Use Them While Watching TV (Nielsen Wire)
米国のスマートフォン/タブレットユーザーを対象に調査したところ、対象者のそれぞれ42%/40%が「テレビを視聴中にそれぞれの機器を使用することを日々行っている」と回答したとのこと。これに「週に数回行っている」を加えれば、それぞれ70%/64%となり、「テレビを見ながらスマホ/タブレット」という人々が多数派になりつつある状況が見て取れます。
それでは各機器で何をしているのか。さらに詳しい調査が行われており、それによれば、(テレビ番組視聴中にこれらの機器を使うという人々の中で)42%が「番組中に」SNSにアクセス、同じく42%が「CM中に」SNSにアクセスするという結果が出ています。また男女別の結果も出ているのですが、女性の場合はそれぞれ48%/47%と、半数がSNSを見ているという結果になっていますね。ちなみに最も多かったのは番組中/CM中にメールをチェックするという回答で、それぞれ60%/59%とのこと。
これだけ番組中/CM中にスマホ/タブレットやソーシャルメディアに意識を奪われているとなると、テレビ関係者にとっては嬉しくない事態かもしれませんが、逆に言えばこれらの機器を番組に興味をつなぎとめておくための窓口として使える、ということを意味するかもしれません。最近では「Twitter連動型テレビ」的な企画も珍しくなくなってきましたが、今後それは目新しさやウケ狙いのアイデアというよりも、必ず準備しなければならない必須の対応、的な位置付けになって行くのではないでしょうか。
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