※ごく個人的な書込みで、Web 2.0等には特に関係ありません。
今日の日経産業新聞(11月28日)1面に、気になる記事がありました。「サプリ大国、さらに"栄養補給"」という記事なのですが、それによると、日本の一人当たりサプリメント購買額は$58.2で、米国の$49.1を抜いて世界1位だそうです(大塚製薬の調査、2004年度の結果)。しかも日本が1位を守っているのは、1997年から続いているのだとか。しかも最近のコエンザイムQ10などの流行により、さらなる売上拡大が予測されているそうです。
これを受けて、記事は次のように結んでいます:
サプリ大国・ニッポンは新興勢力の売り上げ拡大でさらに”栄養補給”されるため、不動の世界1位が続きそうだ。
「サプリ大国・ニッポン」・・・?僕がアメリカで暮らし始めて驚いたことの1つは、サプリ製品だけを扱うお店がいたるところに存在していたことです。いくら日本でもサプリが流行しているとはいえ、アメリカ人を抜いてサプリを消費しているとは思えないのですが。
と、考えてふと気づきました。これって、「購買額」の結果なんですね。ということは、日本のサプリ製品の単価が高いために、ランキング上位を維持しているのかもしれません。確かにコンビニなどでサプリ製品を買おうとすると(僕は眼精疲労がひどいので、ブルーベリー系のサプリに頼ることがあります)、高くてビックリします。もしかして「消費量」で比較したら、日本はずっと下の順位になるのでは。
これが統計の魔術だとしたら、改めて数字に惑わされないように注意しなければ。逆に消費量も日本が1位なのだとしたら、僕が気づいていないだけで、実は大きな流行になっていることが他にもあるのかも。いずれにしても、もっと注意力をつけなければいけません。
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