今朝の日経新聞朝刊に、買い物カート(スーパーなどにあるヤツ)に情報端末を付けるという実証実験に関する記事が掲載されていました:
欲しい商品どこに? 買い物カートに情報端末 -- イオン 実証実験、画面に商品の位置(日本経済新聞2006年2月7日朝刊、第35面)
こちらがWEB上の記事:
富士通など3社、ICタグを使った未来型店舗サービス実証実験(nikkeibp.jp)
こちらの記事には、実際に端末を使っている写真が掲載されています:
買い物ナビで晩ご飯も安心(YOMIURI ONLINE)
また上記の記事によれば、同様の実験がファミリーマートや三越などでも始まっているとのこと。すべて経済産業省の「日本版フューチャーストア・プロジェクト」の一環のようです。
例えばカレーを作ろうと思ってスーパーに出かけたら、野菜コーナーと精肉コーナーに加え、カレーのルーが置いてあるコーナーに行かなければなりません。普段通っているスーパーならいいですが、初めてで売り場の構造が分からないスーパーでは、カレーの具材を買うのも一苦労です。またCook Doの「にんにくの芽とひき肉の四川式炒め」を作ろうと思ったはいいけれど、いざひき肉とにんにくの芽を買ったら、えんりぎが売り切れで作れなかった・・・としたら、ひき肉とにんにくの芽を元に戻さなければいけません。買い物カートで売り場情報と在庫情報が確認できれば、こういった問題を防ぐことができます。
これだけでも便利なのですが、僕はこのシステムに「ユビdeコミミハサンダー」を搭載することを提案します(ユビdeコミミハサンダーについてはこちらをご参照下さい:「ユビdeコミミハサンダー」触れてきました。)。いや、別にユビdeコミミハサンダーでなくても良いのですが、ついでにクチコミ情報も表示してくれたら便利じゃないですか?
YOMIURI ONLINEの記事にあった写真を見ると、けっこう大きな画面が端末に付いています。これならブログ記事を画面に表示しても、けっこうラクに記事を読み進むことができるはずです。例えば今夜カレーを作ろうとしたときに、「こくまろカレー」と「熟カレー」のどっちのルーを選ぼうか・・・と悩んだら、ブログのクチコミ情報を参考にして決めるなどという行動が可能になります。
お店側にとっても、どの商品がスキャン(+ブログ検索)されたかの情報を把握できれば、「あと一歩で買ってもらえそうだった商品はどれか」ということが分かるようになります。それを仕入れの際の参考情報とすることもできるでしょう。また最後にどのブログが読まれたか(どのブログが商品購入の決め手になったか)が把握できれば、商品購入の理由まで推測できることになります。
こう考えてみると、情報端末付き買い物カート+バーコード読み込み式ブログ検索、という組み合わせはなかなか便利だと思うのですが。東芝さん、「日本版フューチャーストア・プロジェクト」に参加されてみては?(余計なお世話でした。)
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