よくアイデア発想法の本を読んでいると、「まったく無関係の分野の知識を仕入れろ」といったアドバイスがありますよね。例えば『ハイ・コンセプト』の中には、「買ったことのない雑誌を買え」とか「街で聞こえてくる会話に耳を傾けろ」などといった提言が出てくるのですが、その1つとして「ランダムにウェブサイトを歩け」というものがあります。そしてそのためのツールとして、
というランダム・ジャンプのためのツールが紹介されています。
確かに無意味にウェブを覗くのは楽しいし、上記のツールもなかなか面白いのですが、よほどヒマな時でないと「1時間を費やしたけど何も得られるものはなかった」というわけにはいかないでしょう。そんな時、役に立ちそうなのがこのツール:
■ UBlam
実は今日の日経産業新聞で紹介されていたサイト。表示されるボタン(BLAM)を押すと、事前に登録されているサイトにランダム・ジャンプするというもの。サイトは事前審査で「面白い」と判断されたものだけが集められているので、時間を無駄に費やす可能性は(まったくのランダムに比べれば)少ないというわけです。ちなみに"BLAM"ボタンはデスクトップに常駐させたり、IEのツールバーに入れておけるようにもなっています。
試しに1回"BLAM"したところ、こんなサイトが引っかかりました:
うーむ、確かに普通ではすれ違うことのない、ユニークサイトを見つけることができるかも。ケーブルテレビのチャンネルを、えんえんザッピングしている感覚、といったところでしょうか。
ソーシャルブックマークやレコメンデーション機能の発達によって、単に「面白いサイト」を探すことは簡単にできるようになりましたが、自分の趣味とかけ離れたところで探すのにはこうしたランダム機能が役に立ちますよね。しかしついついボタンを押しすぎて、逆に無駄な時間を使いすぎてしまうかも・・・僕もそろそろ仕事に戻らないと。
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