僕は外国語学部を卒業し、システムエンジニアとして働いた後にコンサルタント、という経歴なので文系だか理系だかよく分からないのですが、理系の人が書く文章にとまどうことがよくあります。その理由を解説している記事がありました:
■ Geeks: how to write for a non-technical audience (Bad Language)
分かりにくくなる原因+対策を述べているのですが、原因部分だけを抜粋してみるとこんな感じ:
- 「どうやって(HOW)」ばかりで「なぜ(WHY)」が少ない
- 細部に関することが多い
- 専門用語・略語が多い
- カッコよく・賢く見せようとしている(そのためにわざと難しくしている)
3はいたしかたない部分もあるし、4は個人的な問題のような気もするのですが、確かに「HOWばかりでWHYがない」「細部にこだわりすぎる」というのは思い当たるフシがあります。自分でも気をつけないと。
記事では対策をいくつか挙げてくれているのですが、中でも「ユーザーテストをすること」というのが使えそうです。「ユーザーテスト」とは、文字通りその文章がターゲットとしている読み手に事前に読んでもらうことに限らず、「自分で声を出して読む」「ITに詳しくない知人に読んでもらう」「校正できる人を探す」なども含まれています。自分で書いた文章の分かりにくさは、なかなか自分では分からないものですから、できるだけリリース(文章の発表)前にユーザーテストのフェーズを入れたいですよね。
個人的には、「家族が読んでも(ある程度)内容がつかめるレベル」を目指すと良い結果になることが多いように思います。「これだとちょっと易しすぎるかな」というぐらい。自分が考えるほど、意外と自分の文章力ってないものですし、読み手の専門知識も不足しているものですからね。
予断ですが、明日は遅ればせながらポッドキャストにチャレンジしてきます。書く文章であれば、少しは分かりやすいものも書けるようになった気がするのですが、果たしてしゃべる方はどうなることやら・・・。
「フツーの人には分からない文章」になる原因は?って
さらっと書いてますけど、すごいことですね。
私は、
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2673206/detail?rd
から寄せさせていただきました。
これからも、是非この系統の記事書いてくれると
とても有難いです。
投稿情報: 橋本圭司 | 2006/11/05 09:18