これまたライフハック的な内容なのですが、いま自分自身がリモート作業(or 会社が異なる人々と協力して進めるシャドーワーク)に携わっているので、興味深く読みました。リモート作業を円滑に進めるためのヒント集:
■ Tips on working with remote teams (Webreakstuff)
IT関係の方々であれば、遠隔地にいる人々と共同作業をする、って普通にやられていると思います。当然それをサポートするためのグループウェアやら、電話/ビデオ会議用のハードやらが揃っていると思いますが、なぜか上手くいかないことが多いもの。そこで、4つの提案がされています:
1. 相手を信頼しよう
リモートで作業していると、同じオフィスで仕事しているのに比べ、確実にコミュニケーションの質は落ちる。相手を信頼しないと、安心感は得られない。
2. 何でもオープンにしよう
隠し事があるとダメになる。相手の期待に背きたくなければ、どんな時でも正直になろう。
3. 助けてもジャマはしないこと
コミュニケーションは大切だが、やり過ぎはよくない。相手は仕事だけでなく、あなたの相手もしなければならなくなる。
4. フレキシブルになること
リモートでの作業には、相手のやり方を受け入れることが必要。特に「いつコミュニケーションを取るか」は相手の都合を考慮して。
ついでにコメント欄を見ると、「デッドラインを設定する」「非同期コミュニケーションを可能にするWEBアプリを使う」「ツールは何でもいいが、全メンバーが同じ使い方をするようにする」などのアイデアが追加されていますね。
個人的に、1.と3.は同じことを言っているような気がします。「相手を信頼していない->不安からオーバーコミュニケーションになる->相手が対応に追われ、余計に時間がなくなる」という悪循環。逆に信頼し過ぎて、「コミュニケーション不足->問題の発見・対応が遅れる->気づいた時には手遅れ……」というケースもありますが。
また「非同期コミュニケーション」というのは確かに大切だなぁと。目に入る範囲内で仕事している人なら、「相手がいまコミュニケーション可能な状態かどうか」はすぐに分かりますが、リモートだと全く分かりませんよね(相手からコミュニケーションを求めてきた場合は違いますが)。チャット機能等で「オンライン」になっていたとしても、PCで資料作成の追い込みをしていたり、怒られたばかりで頭の中が真っ白になっていたり。「相手がコミュニケーション可能な状態になった時に情報が配信される」仕組みが必要不可欠だと思います(それがあれば全てがまわる、ということではありませんが)。
『フラット化する世界』ではありませんが、今後も遠隔地にいる人々との共同作業が増えていくはずです。上記のように、「最適なコミュニケーションができる人」がこれからのマネジメント層になっていくのかもしれませんね。
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