本来「裏方」として目立つべきではない存在なのに、キャラクター設定を付けたマネキンがウケているそうです:
■ マネキンも“萌え”の時代 「麻衣、13歳」キャラ設定も (ITmedia News)
大手マネキンメーカーの平和マネキンが販売している、「きゃらもあ2」というマネキンについて。画像でお分かりの通り、アニメのキャラクターを思わせる顔立ちで、「拓哉、13歳、嫌いなもの勉強」「麻衣、13歳、好きなものチョコレート、嫌いなものはクモ」のようなキャラクター設定まで付いているのだとか。「市場が横ばいで推移する中、昨年度は前年比15%増と急拡大」しているほど人気だそうです。
以前「擬人化マーケティング」というエントリを書いたことがありましたが、擬人化(マネキンはそもそも「人」形ですが)して売り出すという例は珍しいものではありません。しかし、それ自体が売り物ではない=他の商品を売ることが目的のモノであるマネキンにキャラ設定がなされるというのは面白いですね。マネキンは当然BtoBの商品ですから、キャラクター設定があるということは消費者にはアピールされていないと思いますが、いっそのこと大々的に展開しても面白いかも。
例えばキャラ設定そのままでアニメ化するとか、キャラクターグッズを作るとか、キャラブログを書かせるとか。他にも、マネキンが着ている商品とタイアップしたサイトを作るなんてことができるかもしれません。いずれにしても、マネキンのような平凡な存在でも、工夫次第で差別化ができるという好例ですね。
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