写真を共有するサイトは Flickr、ビデオを共有するのは YouTube。ではプレゼンで使うスライド(PowerPoint や Keynote 等)を共有するサイトと言えば?-- そう、SlideShare ですね。iUG の公式ブログでも活用していますし(この記事やこの記事など)、様々なサイトで紹介されているのでご存知の方も多いと思います。
で、この SlideShare に掲載されているスライドの中から面白いものを選んで、「起業家のための10のスライド」をまとめているエントリがありました:
■ My Top 10 SlideShare Slides for Entrepreneurs (My Small Biz Experiment)
早速ですが、その10のスライドはこちら(YouTube と同じく、SlideShare 上のスライドはブログにエンベッドすることができるのですが、重くなるので最初の"Tribal Knowledge - Lessons Learned From Inside Starbucks"だけを貼り付けました):
- Tribal Knowledge - Lessons Learned From Inside Starbucks
(上のスライド) - 10 Quotes From Starbucks Executives
- Word Of Mouth Marketing Techniques WOMM
- Word of Mouth Marketing
- Art of the Start
- How To Drive Your Competition Crazy
- From Designer To Founder
- The Bigness Of Smallness
- How To Create Devoted Customers
- Nokia Brand Design Priorities
こんな感じ。いや、SlideShare って意外に面白いスライドがアップされてるんですね。「スライドがアップできて、ブログで公開できる便利なツール」程度にしか思っていなかったので、大げさですが「世界中のナレッジの保管庫」の1つとして成長しつつあることに気づいていませんでした。Flickr や YouTube など同様に、評価が高いもの・閲覧数の多いものという基準でブラウズできますし、もちろん検索機能もあるので、参考になりそうなスライドが結構簡単に見つかります。資料デザインの参考として、ランダムに眺めているのもいいかも。
というわけで、実は「スライド共有って隠れたナレッジの宝庫かも」というのがこのエントリで言いたいことでした。iUG でアップしたものを含め、日本語スライドもちらほら見られるようですが、まだまだ少数派のよう。日本でもせっかく作ったスライドを1回限りのプレゼンでお蔵入りにするのではなく、積極的に公開してそこから新たな流れを生む、という発想が根付くと良いですね。コンサル的な商売なら、渾身のスライドをアップしてクチコミで評判を上げる(そして個別の案件をもらう)とかいう使い方ができないかなぁ。
ちなみに某社では、新たなナレッジマネジメントツールの構築がスタートしています。当然のように、過去のプレゼン資料なんかを共有する機能があるみたい。しかし1,000人にも満たない会社のナレッジが蓄積されたDBよりも、世界中から知識が寄せられ、整理と議論が行われる SlideShare のようなサイトの方が「使える」のでは……なんてふと思ってしまってみたり(あ、もちろん社内ナレッジマネジメントは必要かつ重要ですよ)。
日本語サイトがあればもっと使われそうですね。
どこかマネしないですかね?
インスパイアが得意な某社とか・・・
投稿情報: --- | 2007/07/20 17:15
--- さん、コメントありがとうございます。
仰る通り、日本語サイトも登場して欲しいところですね。マネするのは簡単でしょうから(と言いつつ自分ではやれませんが)、インスパイアが得意な某社にも頑張って欲しいです。
投稿情報: アキヒト | 2007/07/23 02:06