なんだかんだ言われても、IT系のネタを扱うブロガー(いちおう自分のつもり)にとっては「はてなブックマーク」の威力は無視できないものがあります。お昼休み直前の時間帯で、被ブクマ数が「2」や「4」だったりすると「セルクマしちゃおっかなー」という気持ちがムクムクと出てきたりして(個人的にセルクマは否定していませんが、自分のIDが3人目や5人目に表示されるとちょっと恥ずかしいかなという気持ちがあります)。その後ホテントリまで行けば、正直ホッと一安心します。
ただ、はてブのトップページに出ようとした場合、それなりにネタを考える必要があります。「いやいや、ネタなんて関係ない。テクニックがあれば余裕だよ」と仰る方もいるかもしれませんが(最近も「ホテントリに載るには」的なハウツー記事がブクマを集めていましたね)、テクニックが上手くいくのは1、2回(間隔を空ければ4、5回?)で、はてなユーザーが反応するような内容を書くというのが本筋の話でしょう。しかしそうなると、はてなユーザー層の心理に自分を合わせていく必要が生まれてきます。流行り(?)の言葉で表現させてもらえれば、「たこつぼ化する僕」という感じ。
有難いことに、このブログのエントリは Livedoor と Yahoo! Japan のニュースコーナーにも登場させていただいています。そこからハッキリと分かる傾向は、はてなで人気を集めるエントリと、Livedoor/Yahoo! で人気を集めるエントリは明らかに異なるということ。1つもブクマが付かないのに、ニュースコーナー経由で大量のアクセスがあるエントリや、その逆の動きを見せるエントリなどといったことが起きるのは珍しくありません。どちらのコミュニティが特殊だ、などと言うつもりはありませんが(強いて言えばどれも特殊なのでしょう)、どれかにターゲットを絞ればその他のアクセスを失う、というような状況です。さらに最近では、Twitter 経由でのアクセスも無視できなくなってきました。
正直に言えば、どこかのコミュニティのウケを狙って書くという場合もあります。しかし完全にアクセス狙いというわけではなく、自分が書きたい話を書いているという部分が大きいと思っているのですが……自分ではそれと気づかず、どこかのコミュニティに染まってしまっているのかもしれないですね。そもそも上で挙げたようなサイトは、それほどユーザー層が離れていないでしょうし。無意識のうちに「この話を書いたら、こういう文章にしたらあの人々にウケるだろうな」と考えているのかもしれません。
もちろん「たこつぼ化」が悪なのか、たこつぼ化は避けようとして避けられるものなのかといった議論はあると思います。ただ「たこつぼ化」しているのであれば、それを意識した上で行動できるようになりたいなぁ、というのがとりあえずの結論。なかなか難しい話なのですが。
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