都内にクルマで遊びに出かけると、立体駐車場や地下駐車場に停めることがよくあります。すると困るのが、駐車場内の道順。下の階に進むにはどの通路を通ればいいのか、出口はどこか、この坂道を上っても良いのか等々、ぱっと見ただけでは分からないことがしばしば。しかしこんな仕掛けがしてあれば、道に迷うことは絶対に無さそうです(via swissmiss):
■ Axel Peemoeller - Eureka Carpark Melbourne
メルボルンにある、Eureka Tower Carpark という立体駐車場に施されているデザイン。百聞は一見にしかず、ということで、写真を見ていただくのが速いでしょう:
こちらは入り口。ご覧の通り、"IN"という文字が大きく描かれています。そしてこちらは、下の階に下るための坂道:
今度は"DOWN"と表示されているのが分かりますね。どちらも文字が崩されて描かれているものの、ちゃんとした位置(このメッセージを読み取ってもらいたいクルマがいる位置)から見れば、正しいメッセージが現れるという仕組み。地面や壁だけでなく、柱やドアにまではみ出して描かれているのがユニークです。
まるで目に見えないモニタがあって、そこに表示されたバーチャルなメッセージような標識。普通なら「クルマのフロントガラスがモニタになればいいのに」「ホログラフのように空間にメッセージを表示できればいいのに」と発想するところでしょうが、無理やり力ワザで実現してしまったのが素敵です。テクノロジーの進歩を待たなくても、奇想天外なアイデアは意外に実現できてしまうのかもしれませんね。
見とれていると進むに連れて文字がグニャ~と延びてきて、スピードを出していると目眩がしそうですね。自然と速度を落とす効果も考慮しているのかな?
投稿情報: | 2008/08/10 02:02