ブログで指名手配したり、SNSでCIAとFBIが交流してたり、RSSで行方不明者情報が配信されたりなど、既に捜査機関での WEB2.0 系テクノロジーの活用は始まっていますが。この度、Twitter を活用する警察が登場したとのこと:
■ Police join Twitter networking site (Mountain View Voice)
Mountain View といえば Google 本社の所在地として日本でも有名ですが、その警察署で Twitter による情報配信が始まったとのこと。そのアカウントがこちら:
10月3日に最初の配信があってから、現在までに3件しか投稿がありません。しかしその内容は、というと
MVPD searches for missing woman considered at risk.
MVPD (Mountain View 警察)は、事件/事故に巻き込まれたと見られる行方不明の女性を捜しています。
といったものなので、あまり配信がないというのは良いことかもしれませんが。
ちなみに警察署が Twitter アカウントを開設する、というのは米国では初めてのケースではなく、アリゾナ州 Scottsdale の警察署が以前から情報配信を行っているそうです。こちらは8月25日の開始から現時点までで、既に78件の投稿があり、行方不明者に関する情報提供の呼びかけ等に使われているとのこと。
確かに Twitter の速報性・情報伝達性を、犯罪捜査や予防に活かすというのは有効かもしれません。既に地震情報の伝達などで実績がありますから、例えば自然災害やテロの情報を、(当然他のメディアと共に)Twitter 上で流すといったことが考えられるでしょう。また「警察が公式 Twitter を設置している」ということが認識されれば、「~という情報が流れてきたけど、警察のアカウントは何も言ってないからウソなんだろう」といった形でデマ情報が流れることを抑制できるかもしれません。
いずれにしても、経過観察してプラス面とマイナス面を探りたくなる事例です。日本でも近所の警察や消防署から「ただいま~丁目で火災が!」といった tweet が流れてくる、なんて日が来るのでしょうか。
う~ん・・・。自分の母の故郷長野県飯田市(旧上郷村)では、ずっと昔から有線放送があり、それが同様の役割を果たしていました。
その他の都市でもポイントポイントに立てられた大きなスピーカーでの広報、最近では地域CATVなどもありますね。
twitter(及び類似サービス)はその補完でしかない気がしますね。
パソコンの前に居ないと情報を受けられないので・・・。
この分野はプリミティブな手段が基本なのかなぁ・・・と思いました。
投稿情報: kira | 2008/10/23 23:52