今日はぶっ壊れた Windows XP に振り回された後、こんなイベントに参加してきました:
■ インターネット視聴率の裏側勉強会 (Reason to be cheerful, part 2)
で、その話はおいおいするとして(すみません)。最近……っていうほど最近の話でもないけど、勉強会的なイベントが多かったりします。背景にはおそらくソーシャルテクノロジーの進歩っていう要因があって、その辺は最近話題にしているクレイ・シャーキー氏も「集団形成が容易に、低コストになった」という指摘をしているのですが、とにかく「つい数日前まで他人同士だった人々が集まってイベントを運営してしまう」ということが非常にしやすくなったと。いい時代になったなぁと思います。
そんなことを考えていたら、今日の日経産業新聞(2009年7月8日号)にこんな話が載っていました。ご存知の方も多いと思いますが、米国に Brown Paper Tickets という会社があります。名前の通りコンサート等の各種チケット販売を手がける会社で、売りはズバリ「低価格」。競合他社がチケット本体価格の6~15%を手数料として取る中で、Brown Paper Tickets は手数料を1枚99セント+本体価格の2.5%という設定にし、最近の不況下で支持を得ています。で、彼らが新たにこんなサービスを計画しているのだとか:
今後、イベントに企業スポンサーを見つけるサービスも始める計画だ。6月からは英国でのイベントチケットの販売にも乗り出した。面白いイベント・コンテンツと場所さえあれば、誰もがイベントプロデューサーになれる時代がやってきたといえそうだ。
これだけだと詳細は分からないのですが、アイデアとしては非常に面白いのではないでしょうか。例えばイベントの企画だけはあるとして、実現する資金がない、場所がない、人手がないといった場合に、企画イメージ(に加えて実施希望時期なんかも)を登録しておけば足りないものを募集できるサイト。さらにイベントが首尾よく実現されることになった場合、サイトを通じてチケットの販売や参加者管理もできる、なんて風に進化させれば「総合的イベントコーディネーションサービス」として売り出せるかもしれません。ちょっと楽観的過ぎるけど。
ともかく、SNSなどを通じてバーチャルなグループを形成するというのは非常に楽な時代になりました。今度はそれをリアルに変えていく際のサポートをしてくれるサービス、というのが現在生まれつつありますし、これからも増えていくと思います(半ば期待を込めて)。
ご参考までに、Springwise で Brown Paper Tickets が紹介されたときの記事がこちら:
■ Ticketing, fair & simple (Springwise)
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