お馴染みIKEAから、また面白いアプリがリリースされています。残念ながら全てスウェーデン語、しかも2人いないと楽しめないアプリなのですが……:
■ IKEA: Skal App (Creativity Online)
ちなみにiTunesでのページはこちら(これもスウェーデン語での解説となります)。"Skål!"とはスウェーデン語で乾杯のかけ声を意味する言葉だそうで、このアプリもAR(拡張現実)の手法を用いて、バーチャルな「乾杯」ができるという内容になります。
インストールして起動すると、まずは乾杯に使うグラスを選択します:
グラスは全10種類で、どれもIKEAで実際に販売されているもののようです(krは恐らくスウェーデン・クローナを示しているはず)。で、どれか1つを選ぶとカメラが起動し、現実の風景に重ね合わせる形でこんな画像が表示されます:
写真で分かるかもしれませんが、グラスの中の飲み物は実際のiPhoneの傾きに対応していて、斜めにするとちゃんと傾いたり揺れたりします。で、この状態でiPhoneをグラスに見立て、乾杯をするような動作をすると「カチーン!」というグラス音が響き、写真が撮影されます。
本来ならばこの「乾杯」の動作、2人以上で行うもので(iPhoneの位置情報で判定している様子)、バーチャルながらも本当に乾杯ができた場合には、その写真と位置情報がアップロードされるようになっています。他のユーザーの「乾杯」については、アプリ上で以下のように確認することが可能:
位置情報も記録されているので、こんな風にどこで「乾杯」が起きているのかを確認することもできます:
さらにこの情報を、登録してあるFacebookもしくはTwitterのアカウント上にも投稿することが可能。最近のアプリでは当たり前の仕掛けになりましたが、バイラルに話が伝わることを狙っているわけですね。
まさか宴会会場でこのアプリを片手に、本当に乾杯して回るような人はいないと思いますが、自動的に乾杯が撮影されてTwitter上で「乾杯なう!」に書き込まれるという発想はなかなか面白いかもしれません。ついでに位置情報まで記録されているのであれば、時間を超えて過去にその会場にいた人々と「乾杯」できるような仕掛けまで施されれば面白いかもしれませんね。
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