地味なサービスですが、これからの時代には重要度を増して行くかも。「こんなデータが欲しいんだけど、どこで見つけられますか?」という質問に特化したサイトです(via. Online Journalism Blog):
■ Get the Data: Open Data Q&A Forum
普通のQAサイトでも、例えば「絶対貧困率ってどこで調べられますか?」や「公示地価価格はどこで調べられますか?」といった質問を見かけることがありますが、ならばそれ専用のQAサイトを作ってしまえという発想。またソースに関する質問だけでなく、「ウェブサイトからデータをスクレイピングするのに良いツールは?」「データセットを選択する際の基準は?」などの分析作業に関する質問も受け付けられています。データに関するよろず相談サイト、といったところでしょうか。
まだまだユーザーが集まっていないためか、回答ナシという質問も多いのですが、寄せられている質問を見ているだけでも結構面白いです。「世界中にある空港のリスト(名前と所在地、空港コード)が欲しいんだけど」や「位置情報付きの英国内病院リスト探してます」などなど、そのデータで何をしようとしてるんだろう?という気にさせられたり。
「データを使いこなす」あるいは「データに騙されない」という姿勢は誰にとっても重要な時代になりつつあります。仕事柄さまざまな調査をしなければならないという方や、レポートに追われている学生さんだけでなく、多くの人々が集まるサイトに成長してくれると良いですね。いや本当は、様々なデータが政府系のサイトや、報道機関のサイト上で手に入ることが当たり前の時代になるべきなのかもしれませんが。
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