ネットへの接続や位置情報など、様々な機能が盛り込まれたスマートフォン。日本では普通の携帯電話で一足早く実現されていた状況ですが、世界でも一般的になったことで、それを活用した様々なアイデアが生まれてきています。そして身の回りのありふれたものでも、こんな進化を遂げることができるという話:
■ Boondoggle – Winter Wake-up app
意訳すれば「冬の朝用目覚ましアプリ」といった名前が付けられているiPhoneアプリなのですが、その名の通り基本的は目覚まし時計のアプリとなります。では何が新しいのか。それは以下の設定画面を見れば明らかでしょう:
一番上はアラームが鳴る時間ですね。これは当然のメニューですが、その下にある2つのメニューは、ある条件になった時に「設定された時間よりもこの分数だけ早くアラームを鳴らしてくれ」を設定するためのものとなります。その条件とは、「霜が降りた時」「雪が降った時」の2つ。つまり霜や雪の朝には、クルマを使うためには雪かき等々を行わなければならないため、その分早く起こしてくれると。
気が利いている(?)のは一番下にあるメニュー。このチェックボックスをチェックしておくと、「凄く雪が降った時には土曜日に雪かきするので、アラームは鳴らさない」ことが可能。そもそもそんな日は、学校や会社も機能停止状態でしょうからね……。
当然ながらこのアプリ、自分がいま居る場所の位置情報を取得して、その場所の天気予報データを取得>いつアラームを鳴らすか決める、という仕組みになっているようです。ですので対応地域が決まっており、先ほど自分のiPhoneに入れてみたのですが、残念ながらエラーが出てしまいました。しかし日本でも普通に実現できそうなアプリです(既に似たようなアプリが存在しているかも?)。
また「条件付き目覚まし」という発想では、例えば「交通機関が乱れている時に早めにアラームを鳴らしてくれる」「一限が休講の時にはアラームを1時間遅くしてくれる」などといったアプリへと展開可能かもしれません。個人的には「朝のミーティングがキャンセルされた時にアラームを遅らせてくれる」なんてアプリが欲しいところですが、そうなると逆に「会長の視察がある日は社員のアラームを強制的に午前6時にセットするアプリ」なんていう社員管理ツールへと進化する恐れがあったりして。
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