僕はタバコを吸わないので分からないのですが、禁煙っていうのは相当苦しいらしいですね。ただタバコに限らず、全てのものには多少なりとも習慣性があるものだと思います。例えばGoogleにも。冗談で言っているのではないことは、以下のブログを読んでもらえれば分かると思います:
GOOGLEFASTING (C:\PIRILLO.EXE)
Micro Persuasion経由で知ったネタ。現時点で第4日目に突入しています:
Googleを止めている(禁Google?)だけで、Yahoo!やMSNなどは使っているとのこと。ただDay 3あたりを見ていると、他のサービスに相当フラストレーションがたまっているようです。早くもDay 2には
Starting to realize I have an emotional attachment to Google - a somewhat unhealthy co-dependency thing. It's not that the other search engines don't work, it's just that I've been treated so well by Google's search for so long that I'm comparing... my old girlfriend to my new girlfriend.
なんてまさしくemotionalなコメントが出ているし。
よく「Googleが有料化されても使うか?」という議論がありますが、これは一歩進んで、「Googleが無くなったらどうなるか?」という疑問を実験しているわけです。現代人はGoogle無しで生きていけるのか -- 冗談っぽいですが、突き詰めて考えると深いテーマかもしれません。
この実験、他のWEBサービスで行ってみても面白いかもしれませんね。僕はGoogle無しでも(他の検索エンジンが使えるなら)けっこう平気かもしれませんが、TypePadが1週間使えなくなったらイヤかも(この辺が奥さんに「ブログに憑り付かれてる」と皮肉られてる理由なのですが)。他にもMixi中毒や「はてな」中毒、RSSリーダー中毒など、日本にも中毒患者がたくさん隠れていそうです。「Web 2.0中毒症」はたまた「中毒症2.0」とでも命名すべき?
中毒性というのはネガティブなイメージをもちますが、サービスの提供者側にとっては名誉なことですね。
ゲームやコミュニティではいわゆる「ハマル」感覚というのは、事例が豊富にあるとは思います。
こういった中毒性・習慣性・依存性というのが、コミュニケーションサービスをドライブするための肝なんでしょうね。
記憶に新しいところで、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/31/news049.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0504/27/news051.html
こんな感じ?
Googleのような情報提供サービスでこういった、生活基盤的な役割をはたすというのは、見習いたいものです。「なく」ては困る、「ある」のが前提となるサービスを目指して…
代替サービスがあるのに、「これ」でないと駄目というファンをつくることが大事だなーと感じました。
投稿情報: p-article | 2006/02/28 09:37
リンクしていただいた記事、まさしく「Mixi中毒」といった感じですね。それが職業につながるなら問題ないのかもしれませんが・・・
Googleのような情報サービスで「ハマる」感覚を覚える人がいたとは驚きだったのですが、ゲームと同じレベルで「ハマる」人を作ることを目指しても面白いのかもしれませんね。将来はB向けアプリケーションを開発する企業の中にも、「ゲームクリエイター」的なポジションが現れるのかも??
投稿情報: アキヒト | 2006/02/28 14:39