Micro Persuasion 経由のネタ。なんでも「自動的にパワーポイント・プレゼンテーションを再生してくれるサービス」というものがあるそうです:
■ New Standard in Company Boilerplates (InkDrop)
Onstream Media という会社のサービス"QuickCast"。ポケベルが改称されてクイックキャストという名前になりましたが、それとはまったく無関係のようです。いったいどのようなものかというと:
- まず、パワーポイントでプレゼンテーションを作成する。
- それをアップロードする。
- 専用電話に電話して、ナレーションを吹き込む。
- アップロードしたパワポと吹き込んだナレーションをアレンジして、お客様がアクセスするページを作成する。
- 後は作成した専用ページに、お客様を誘導すればOK(ID/パスワードによるアクセス制限が可能)。
という流れ。こちらに Flash によるプレゼンがあるので、興味のある方はご参照下さい。
と、ここまで書いておいて何ですが、どうもまだ正式なサービスになっていない様子。前掲のプレゼンがあるページのドメインは Onstream の公式サイトのものと異なっていますし(vdat.com)、Onstream のサイトには QuickCast に関する説明はありません(僕がチェックした限りなので、もし見落としていたらごめんなさい)。
ということで実物に触れたわけではないので、どこまで使えるサービスか分かりませんが、面白いアイデアではないでしょうか。最近はそれこそ QuickCast のように、Flash を使用したプレゼンをネット上で公開している企業が増えています。しかしそれなりに作成に手間がかかりますから、パワポ+電話でOKとあれば中小企業にとっては重宝でしょう。またプレゼン用サイトはパスワードで保護できるので、例えば起業家が売り込みたいアイデアを持っている場合に、作成したプレゼンを掲載->ベンチャーキャピタルにURLとID/パスワードを通知して見てもらう、といった使い方もできるかもしれません(この使い方なら、「初期費用+実際にアクセスされた回数×?円」のような使用料が取れるかも)。
何かコンテンツを作成する際に、自社で用意したツールを使ってもらうのではなく、このように「ユーザーが慣れているツール(この場合はパワーポイントと電話)で作成->そのデータを取り込んで加工」というアイデアは応用できそうですね。どこまで実用化されるか分かりませんが、チャンスがあれば使ってみたいと思います。
コメント