昨日のNHK「ためしてガッテン」はちょっと面白い内容でした。題して「脳もビックリ!集中力アップ大作戦」。タイトル通りどうやって集中力を高めるか?がテーマだったのですが(詳しい内容が公式ページにまとめられています)、最終的に提案されていたテクニック(ライフハック!?)は以下の2つ:
- 「環境音」を流す
- 「集中ワード」を紙に書いて、目に見えるところに置く
1.の「環境音」(自然の音のように、一定で変化のあまりない音)については、実は誰もが経験していることかもしれません。図書館のようにシーンと静まりかえったところだと、逆にヒソヒソ声や鉛筆のカリカリ音が気になってしまうのに、電車の中(ガタンゴトン、という一定のノイズが続く)だと集中して本が読めるとか。番組内の実験では、被験者の女性に川のせせらぎのような自然の音を聞かせていました。こちらのページで紹介されているサイトから音源を落として、携帯プレーヤーで聞きながら仕事してみる、とか試してもいいかも。
2.の「集中ワード」には、大きく分けて以下の2つが挙げられています:
- 小刻みな目標
(例:「1時間800個以上検査する」という目標を、「10分間に130個以上検査する」という目標に変えて書いておく) - ごほうび/はげまし
(「クリアできたら定時に帰れる」「クリアできたら旅行に連れて行ってもらえる」や、「がんばれ!」「絶対合格!」など)
こういった言葉を紙に書いて貼っておき、集中力が途切れそうなときに見るだけで、集中を復活させることができるのだとか。よくマンガの中で、受験生の部屋に「東大合格!」と毛筆で書かれた紙が貼ってあるシーンが描かれますが、科学的に効果のある集中力アップ法だったわけですね。
ただし面白いポイントは、自筆でないと大きな効果を得られないという点。
ある目標をワープロで印刷した紙を見た場合と、同じ目標と集中ワードを自分で書いた紙を見た場合で、脳の反応の違いを調べたところ、自分で書いた紙を見たほうが、脳が反応しやすいという結果になりました。
のだそうです。これは自筆の文字だと「自分の目標である」ということをより強く意識するため、なんだとか。実は僕も「小刻みな目標」をToDo化してデスクトップに表示させる、ということをしているのですが、本当はデジタルで行うよりも手書きした方が良いのですね。今度試してみよっと。
ということで、たまにはNHKにチャンネルを合わせてみるのもいいかもしれません。「サラリーマンNEO」はもうすぐ終わってしまいますが……。
とても面白かったです!
投稿情報: color | 2008/06/20 01:21