「ドキュメント版 YouTube」として名高い(?)"Scribd"をご存知の方も多いと思いますが、その新しいビューアー"iPaper"が発表されました:
■ Scribd’s iPaper Plan (GigaOM)
ちなみに上に貼り付けてあるのが、"iPaper"のサンプル。データを一括ダウンロードする形式ではなく、動画のストリーミング配信のように都度データを送るとのことで、かなり「軽く」感じます。またページの一覧表示機能も追加されていて、目的のページを探してすぐにジャンプ、ということも可能になっています。
※エンベッドしてある状態だと一覧アイコンが出てこないので、右上の全画面ボタンをクリックしてみて下さい。
さらに GigaOM の記事でも指摘されている通り、すごいのは「ドキュメントに広告が埋め込める」という点。上に貼り付けてあるのは広告付きドキュメントのサンプルなので、ぜひスクロールしてみて下さい。以下は蛇足気味に、証拠のスクリーンショット:
ご覧の通り、お馴染み Google による広告が埋め込まれています(当然ながら、実物では広告部分がクリッカブルになっています)。ちなみに広告収益は Scribd とユーザーの間で折半される、とのこと。なかなか上手いアイデアですね。
ということで、これは何気にスゴイことかもしれません。授業や仕事の関係で、「紙で出力することを念頭に置いて作られた資料」って、誰でもかなりの量を持っているのではないでしょうか。もちろん著作権や機密情報云々ですべては公開できないと思いますが、元データさえあれば、Scribd にアップして広告収入が得られるわけです。またこのインセンティブが生まれたことで、様々なダークデータやダークナレッジ(?)といったものが日の目を見ることになるかもしれませんね。僕も過去に作らされた資料やらレポートやらを引っ張り出して、試しにアップしてみようかな……。
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