オンラインでプレゼンテーションが作れるサービス"SlideRocket"が TechCrunch で紹介されていたので、ちょっと遊んでみました:
■ プレゼン用ウェブアプリのSlideRocketがベータ公開(招待状あり) (TechCrunch Japanese)
ご多分に漏れず非公開ベータテスト中なのですが、TechCrunch の記事タイトルにある通り先着500名まで申請受付中だったので、早速申し込んでアカウントをいただきました。以下はログインして最初の画面:
最初から"My Presentation 1"という名前でプレゼンテーションが登録されていて、すぐに編集可能な状態になっています(画面上で黄緑色で選択されている部分)。しかしその下にサンプルが用意されているので、こちらから見てみましょう。(※残念ながら TechCrunch の記事でも触れられていた、Community/Resources のメニューは"Coming Soon"になっていました。)
おお、美しいではないですか。画面上部に編集およびファイル操作メニューが並んでいて、下部にこのプレゼンテーション内にあるスライドがサムネイル表示されています。左側には挿入可能なオブジェクトがアイコン表示されているのですが、テキストや画像はもとより、Flash なども埋め込めるようですね。
こちらはサンプルのスライドショーを開始してみたところ(このスクリーンショットはブラウザ上で表示したところですが、もちろんフルスクリーン表示も可能)。PowerPoint 同様、F5キー押下でスタートします。スライド遷移の仕方が多様で、こういう表現は安易ですが、Apple の Keynote を見ているかのよう(上のスライド上にも、「Keynote が羨ましいですか?SlideRocket なら美しい2次元・3次元遷移が可能で、しかも PC、Mac、Linux で動きます!」といううたい文句が書かれていますね)。
自分でもスライドを作ってみました。上は最初から用意されていた"My Presentation 1"の編集画面を開いたところ。ダブルクリックしてテキスト編集、とのことですが、残念ながら日本語は不可でした。その他、詳しい操作法はマニュアルではないので省略してしまいますが、プレゼンテーション作成ソフトとして一通りの機能を備えている感じ。流石に扱うデータが大きいので、回線が細いとストレスを感じるかもしれませんが、それ以外は特に問題なく使えるように思えます。
こちらは Flickr から直接画像を取り込んでいるところ。ユーザーを指定するのではなく、キーワード検索で画像を探すことになります。またクリエイティブ・コモンズの指定があるものだけを選択することも可能。
ちなみに PowerPoint ファイルをアップロードする機能(残念ながら Keynote は不可)もあり、以前作ったものをアップロードしてみたところ、エラーが出ることなく作業完了。しかし、
- 日本語が文字化けする
- 画像等のオブジェクトが適当にリサイズされる
- サポートしていない図形が別の図形に置き換えられる
- アニメーションが解除される
などの問題がありました。まぁ、一から作るよりはラクといった程度でしょうか。
そしてこれも最近のウェブサービスでは当然ですが、プレゼンテーションをパブリッシュするとブログ等に貼り付けることができます。以下はテストで作成したプレゼンテーション(スライド2枚だけです)を貼り付けてみたところ:
ご覧の通り、再生をパスワードで保護することもできます。上記のプレゼンはパスワード"bear"で動きますので、チェックしてみて下さい。
そしてパブリッシュしたプレゼンテーションは、アクセス解析をすることができます。以下はその画面のスクリーンショット:
ご覧の通り、スライド毎に滞在時間をチェックすることが可能になっています。また詳細画面では、閲覧者のIPアドレス、閲覧開始時刻、滞在時間なども確認可能。これなら閲覧者がどのスライドに興味を示してくれたかまで分かるので、プレゼン内容の改善に役立ちますね。
ということで、ウリの1つである
コミュニティには特に力を入れ、画像・テーマ・テンプレートといった素材(アセット)はユーザー同士お互いに共有するよう推奨。
という部分は工事中だったものの、それ以外の機能だけでもなかなか魅力的かも。ぜひ日本語が通るようになって欲しい……と感じさせるサービスでした。
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