現状、ベータ版として限られた人々にしか開放されていなかった Amazon の決済プラットフォーム"Amazon Flexible Payment Service"(FPS)が、全ユーザー使用可能になるとのこと:
■ Amazon FPS advances to General Availability, tops it with a limited time FREE offer (Amazon Web Service Blog)
■ Amazon opens up payments platform to all developers (TechFlash)
Amazon charges fees for use of Flexible Payments Service. As part of today's rollout, however, Amazon is offering developers who sign up for Flexible Payments by March 15 -- and launch their application by June 1 -- free payment processing for the first 90 days, until their transaction volume reaches $500,000.
Amazon は Flexible Payment Service の利用に際し、料金を設定している。しかし今回の発表では、3月15日までにサインアップを行い、6月1日までに自信のアプリケーションをリリースした開発者に対しては、最初の90日間無料でサービスを使用可能にするとのこと(ただしトランザクション量が50万ドルに達するまで)。
とのことです。当然ながらローンチにあたって開発者を引き寄せ、様々なアプリケーションを創ってもらいたいという思惑ですね。
ちなみに Flexible Payment Service が開始された時の報道がこちら:
■ PayPalにライバル--アマゾン、新支払いサービスを発表 (CNET Japan)
ちょっと時間が無くて簡単な紹介になってしまうのですが、先日オルタナブログな方々とお会いしていたときに、「今年はマイクロペイメントサービスの動向に注目」という話になりました。Amazon は日本でも利用者が多いですから、決済プラットフォームの一角として存在感を高めていくと面白いことになりそうな気がします。まずは日本語版に期待、ですね。
< 追記 >
おっと、日本語でも既に記事が出ていましたね:
■ Amazon、決済サービスを構築できるAPIを正式公開 (ITmedia エンタープライズ)
それからご参考までに、公式ブログで紹介されていた、FPSを既に活用しているサービス事例がこちら:
Meetup の例のように、コミュニティサービス内での決済手段として用いられる、というのがスタンダードな使われ方でしょうか。ブログ等で有料コンテンツの販売に活用される、なんて例が出て来ても面白いかも。
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