「○○をジャック!」という表現も古いですが……MoMA(ニューヨーク近代美術館)が、ニューヨーク・ブルックリン地区にある地下鉄駅"Atlantic Avenue/Pacific Street”の構内に、有名な芸術作品のコピーを展示するというイベントを行っているそうです:
■ MoMA takes over Brooklyn’s Atlantic Avenue/Pacific Street subway station (swissmiss)
この数がハンパじゃありません。50以上の作品が、駅構内の至るところに展示されていて、さながら駅自体が美術館の分館になったかのよう(もちろん駅であることには変わりないので、運賃以外の鑑賞料はかかりません)。しかも鑑賞用の音声ガイダンスまで用意されていて、自分のMP3プレーヤーにダウンロードして楽しむことができます。詳しい情報と、音声ガイダンスのダウンロードは以下の公式サイトから:
このサイトがなかなかの出来。趣旨や開催期間といった一般的な情報から、Google Maps を使った開催地情報、Flickr を使って誰でも参加可能なギャラリーなど、2.0的な要素も盛り込まれています。そしてCGを使ったビデオツアーが用意されているのですが、これがいろんな意味でリアルに出来ていて必見ですよ。まぁ、本当に観に行けたら(できれば本物を!)一番良いのですが……
コピーとはいえ、毎朝通勤で使う駅に著名なアートが飾られていたら「ああ、久しぶりに美術館に行ってみるか」という気になるかもしれませんね。有名作品を数多く所蔵している美術館ならではのPR方法、といったところかもしれません。
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