相変わらず米国の公共部門はテクノロジーを取り入れるのが早いのですが、今度はボストン市が市民からの苦情を受け付けるため、iPhone の専用アプリを開発中だそうです:
■ In Boston, an iPhone app for civic complaints (Springwise)
アプリの名前はその名も"Citizen Connect"。実物は8月中のリリースを予定しているそうで(記事の情報が正しければ、現在テスト中で70名のユーザーが試験運用しているとのこと)、完成したあかつきには以下のような機能が提供されるのだとか:
- 落書きやゴミなど、近所にある問題について市当局に報告ができる。
- その際、写真を撮って送ったり、GPS機能を使って正確な場所を通知することも可能。
- 受け付けた苦情には通し番号が発行され、それによって問題の解決状況をトラッキングすることが可能。
当然ながらアプリは無料。素晴らしい。米国だって iPhone は「市民の大部分が所有している端末」ではないはずですが、市民の一部が便利になるツールであっても、とにかく作ってリリースしてしまおうという積極性はうらやましい限りです。
日本にも iPhone に劣らない高性能端末があり、しかも市民の大部分がユーザーになっているはずなのですが……この種の事例、もうちょっとあっても良いと思います。「Twitter 議員」が増えれば、公共ウェブサービスの充実も進むはず?
【関連記事】
コメント