というわけで、昨夜はスバツイに参加してきたのですが、予想以上にカオスな空間でした(良い意味で)。いや、
前にも書いた通り、「コレからはビジネスで使える!早くやんないと乗り遅れる!」みたいなのではなくて、Twitterが好きで、アドオンとかサービスの裏側を知りたいという勉強会です。勿論、変態さんは大歓迎。
とか
マーケティングとかクチコミの活用とかの視点じゃないTwitterの魅力とそこに居る素晴らしくもおバカなみなさんを知るための勉強会です。
とかいう前振りがあった段階で予想しておくべきだったのですが。@yasuyukima さんと @geekpage さんがあそこまで「変態さんは大歓迎」するとは。不覚でした。
ということで、僕はトップバッターだったこともあり、後に続くプレゼンを大笑いしながら楽しませていただいたのでした。なので気になった箇所のメモとか一切なし(すみません)。まとめは他の方々がやっていただけると信じて、とにかく Twitter の幅広さとか、奥深さとか、底の方に広がっている闇の濃さなんかが垣間見えた2時間でした。第2回、第3回が絶対開かれる(<-主催者へのプレッシャー)と思いますので、今回見逃した!応募したけど抽選に外れた!(そう、参加者70名にもかかわらず、抽選で入れなかった人もいるのです)という方は、次回以降は気合いを入れて参加して下さい。
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で、なんだか発表資料を公開されてしまったので、念のため注釈だけ入れておきたいと思います。いや、ゆるい勉強会ということだったのでテケトーに作ってしまったので、見ただけでは絶対に分からない資料になってしまいました……すみません。なので、いまさら読みたいという人も少ないと思いますが、念のためということで。
The Black Twitterスバツイの趣旨は「マーケティングとかクチコミの活用とかの視点じゃないTwitterの魅力」を語るということだったのですが、プレゼン内容は登壇者の自由ということになっていたので、なら他の登壇者が絶対に触れないであろう領域を持ち込んでやろう……というブラックな意図でまとめたのが、この「ブラツイ(The Black Twitter)」でした。要は Twitter をマーケやビジネスに利用してやろうという人々が繰り出している、ブラックなテクニック集という感じですね。
ただ、あきみちさんからもツッコミがあったのですが、正確にはブラックというよりグレーな領域の話だと思います。本当にブラックなのは「フォロワー販売サービス」とか「プロフィールページを開いただけで感染するワーム」とかいう事例だと思うし(どちらも実在します)。なのでここに集めてあるのは、見方によっては、あるいはやり方によっては白にも黒にもなる手法だと思って下さい。今後こういった手法がどこまで広がるか、どこまで許容されるかは、Twitter コミュニティ次第だと思います。
前置きはこのぐらいにして、個々のスライドに簡単にコメント。
- 僕の Twitter アカウントですね。三鷹在住であることをさりげなくアピール(本当にさりげなくて誰からもツッコミが入りませんでした)。
- 登壇者には「気になるユーザー」「気になるクライアントアプリケーション」「気になる Twitter 関連サービス」をプレゼン内で挙げよという指令があったので、それを律儀に守ったスライド。けどこれ挙げたの僕ぐらいだったしー。念のためそれぞれ、
- TBSチャンネル(@tbs_channel)。中の人は絶対に Twitter 好きでやってるはず。実際、スバツイ開催中も「行きたかった!」という叫びを何度も投稿していたので(大人の事情で削除されてますが)、次回はきっと登壇してくれることでしょう。
- iPhone では Tweetie 使って投稿してます。
- What the Trend? は、海外ユーザーをフォローしてるときにはオススメ。「このハッシュタグは何のため?」「なんでこのキーワードが Trending Topics に入ってるの?」という疑問を抱いたら、ここに来ればたいてい説明が載ってます。
- ブラツイ="Black Twitter"。単にこれが言いたかっただけ、という話もあります。
- ブラツイの説明。ぶっちゃけ定義は適当。
- モノで釣る。景品あげるから私をフォローしてね、というやり口です。
- @NikkiMash さん。フォローすると「1日に50以上の見込み客を得る方法」というビデオシリーズを無料でもらえるそうです。恐らくDMか何かでリンクを教えてくれるのでしょう。
- カネで釣る。「フォロワー販売サービス」は完全ブラックだとしても、ギリギリの線で踏みとどまることはできます。
- @Springleap。オンラインのTシャツショップです。たまにTL上でオンラインクーポンのコードを流すのですが、不定期なので、見逃したくない人はフォローするというわけですね。
- @SmartyPig。オンラインバンクというよりオンライン貯金箱のようなサービス(まさしく「スマートなブタの貯金箱」といったところ)。こちらはたまにクイズを出してくるので、制限時間内にリプライで答えると賞品がもらえます(正解者多数の場合は抽選)。こちらも不定期なので、見逃したくない人はフォローすると。
- スパムすれすれ。本当にスパムメッセージしかなげてこないアカウントもいるわけですが、そういうのはブロックすれば事足ります。しかしよりずる賢い連中もいて……
- 米国のウェブ屋さん、Moonfruit の事例。要は MacBook をプレゼントするよという企画なのですが、そのやり口が問題になりました。それは「#moonfruit というハッシュタグをつけてメッセージを投稿してくれた Twitter ユーザーの中から選ぶ」というもので、このタグを付けた無意味なメッセージが Twitter 上に急増するという結果に。「迷惑行為だ」と指摘する人は多かったのですが、どのくらい効果があったかは、この記事(英語)やこの記事(日本語)を読んでいただければ分かります。最近ではあの TechCrunch もこの手法を真似たキャンペーンを展開していました。
- ウィルスすれすれ。これはもう説明不要だと思いますが……
- はい、MobsterWorld の話ですね。いまだにスパムDMをちらほら受信するのですが、それだけ訳も分からずに巻き込まれてしまう人が多いということでしょう。プレゼンでも言いましたが、「想定していなかったコメント投稿をされてしまった」というケースは他にもちらほら存在しています。
- 押し売り。Twitter 検索等でキーワードを設定しておき、そのキーワードを含む発言をつぶやいた人にいきなりアプローチする、というものです。
- オンラインのバーチャル秘書のようなサービスを行っている@EsteDiaVA さん。Twitter で仕事上の愚痴をつぶやいてしまう、という人は多いと思いますが、彼女はそんな人をめざとく見つけ「こんにちは!私はバーチャル秘書やってます。お力になれると思うんですが……」というリプライを飛ばすわけですね。セクシー系おねーちゃんの写真をアイコンに使っているところもポイント。
- ということで、繰り返しになりますが、どこまでが許容されるのかはケースバイケースだと思います。逆にこうした手法を、「~解放運動」のような目的で使うこともできるでしょう。しかしその場合でも、そこに参加していない人々にとってはスパム行為と見なされてしまう危険があることを認識しておく必要があると思います。
- 最後に宣伝。実は自分が一番ブラックだったという。
以上です。会場で質問しそこねたーという方、@akihito にメッセージ下さればできる範囲でお答えしますので、お気軽にどうぞ。
最後になりましたが、改めまして「スバツイ」は本当に楽しいイベントでした。関係者の皆さま、参加者の皆さま、そして会場提供していただいたオラクルの皆さま、ありがとうございました。
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