いよいよCESが開幕ということで、会場をダラダラと眺めてきましたよ。真面目なことはシロクマ日報で書くとして、こっちでは気になったことを少し。
こんな感じで会場はやたら広いのですが、個人的に目移りして仕方なかったのは大企業がブースをデーン!と構えている中央会場ではなく、そこから離れた場末のエリアだったりします。せっかくスペース確保したのに、スカスカに製品並べてだべってる人とかいるし(笑)
僕も現地を訪れてみるまで分からなかったのですが、CESは「家電」見本市といっても、コンシューマ向け電化製品に関係するものなら何でも集まっているイベントなわけですね。なのでハードウェアや関連サービスだけでなく、意外なものを扱う企業まで参加しています。
で、特に目に付いたのがモバイル機器のアクセサリーを売る企業。ラップトップやカメラを入れるバッグに始まり、iPadケースや外部バッテリー等々、ありとあらゆるものが揃っています。そして忘れてはならないのが、このスマートフォン用カバー:
しかし何かおかしい……そう、デコです。デコってます。まるで渋谷のアクセサリーショップにでも来てしまったかのような感覚。デコといえば日本のものとばかり思っていた僕は、思わず写真を撮ってしまったのでした。
しかしこのスマートフォン用デコレーションカバーを出品している企業、CES会場(のモバイル系企業が集まっているエリア)のあちこちで目にしました。例えば……
これは携帯電話アクセサリーを販売するLUXMO社のブースなのですが、こんな風にデカデカと宣伝している企業も少なくありません。ちなみに同社の製品はこんな感じ:
他のブースにはこんなのや:
こんなの:
大学のロゴをあしらったものがあるかと思えば:
ベティ・ブープをデザインしたもの:
ベティちゃんとくれば当然キティちゃんも:
とまあ挙げていけば切りがありません。正確に数えた訳ではないのですが、10社以上はあったでしょうか。いや、自分が誤解していただけなのですが、こういったキラキラのデコレーションをするのは日本の若者文化特有の現象だと思っていたので、気になって仕方ありませんでした。実際にいくつかのブースで話を聞いてみると、米国でも若者や女性を中心に売れていますよ、とのこと。
面白いのは、デコカバーを扱っている企業にはアジア系が多かったという点。これも全てのブースで確認した訳ではないのですが、商品を見ているとアジア系の担当者が説明にやってくるということが頻繁にありました。うーん、単にケースを扱う企業がアジア系で占められているということなのか、はたまたデコ的なものはアジア圏に共通しているのか。はたまた日本市場向けにデコカバーを作っていたアジア系企業が、それを米国にも持ち込んでいるということなのか。調べてみなければ分かりませんが、最先端のIT機器そっちのけで目を奪われてしまったのがデコカバーなのでした。
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