テクノラティ・ ジャパンや日本進出を決めたFeedsterの競争相手となるか? 国産ブログ検索サービスが登場というニュースです:
アスクジーブス、 ブログ検索サービスを開始--1分ごとに最新記事を反映(CNet Japan)
ブログ検索には、独自開発した専用エンジンを使用しているそうです。また特徴としては次のようなものが:
1. スピード
インデックスの更新を1分ごとに行っているそうで、「場合によっては、書き込まれてから数秒で検索結果に表示されることもあり、 現状ではおそらく日本で最速の更新頻度ではないだろうか」とのこと。
2. 「人気ブログ」」機能
通常の検索結果は逆時系列(更新日時が新しいものを上に)で並べられて表示されますが、有名人などのブログは「人気ブログ」として、 トップに表示される。
3. 検索結果の絞込み機能
「画像あり」「Podcast有り」という条件で、検索結果を絞り込むことが可能。
4. Bloglinesとの連携
検索結果画面では、個々の結果に「Bloglines」ボタンが表示されている。 Bloglinesアカウントを持っていてログインしていれば、このボタンをクリックするだけで自分の「Myフィード」 に登録されるとのこと。
以上、主な特徴でした。
面白いのは「人気ブログ」という概念を登場させたことでしょうか。あるブログがどの程度のオーソリティ、 すなわち信頼度や権威を持っているかという点は、今後ますます重要になってくると思います。例えばテクノラティ(本家版)では 「あるブログに向けて貼られたリンクの数が、そのブログのオーソリティを示す」というコンセプトで「Blog Finder」サービスを展開しています。 しかし被リンク数=信頼度とは必ずしも言えないですし、場合によっては違う基準(政府関係/法人/個人などといった「ブロガーの属性」など) で探したい人もいるでしょう。
アスクジーブスのように、誰かが恣意的に「読むべきブログ」を認定するのも1つの方法でしょう。ただしその場合は、そのブログが 「人気ブログ」として認定された理由を示すべきだと思います。現状では「『真鍋かをり』で検索→真鍋かをりのブログが「人気ブログ」 として表示される」といったように、単純に「有名人が書いているブログ=人気ブログ」となっているようですが。
いずれにせよ、ブログ検索エンジンはブログ界において、「どのブログが読まれるか」を決定する権威のような存在です。 数多くのサービスが登場し、数多くのアルゴリズムが揃うことで、消費者に選択権がもたらされることになります。今後も多くの企業が、 この分野に参入することを願います。
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