米マクドナルドでもブログへの取組みがスタート

アメリカのマクドナルドでもブログへの取組みが始まった、というニュース：

McDonald's Dips Toe In Blogging Waters (ClickZ News)

面白いのは、ビジネスブログや社内ブログを本格的にスタートさせたわけではなく、今後のブログ戦略を考えるためのパイロット・プログラムが始まったところだという点。Steve Wilsonというブログ導入の担当者（肩書きは"senior director of global Web communications"）がBlogOn Social Media Summitで発表したようです。

ブログを作成しているのは、役員クラスと、プログラムの実施対象となっている一部の部署のメンバーのみのようです。現在はすべて社外非公開となっていますが、今後も社内ブログだけを実施するという方針ではなく、このプログラムの結果を踏まえて社外・社内両方のブログを検討して行くとのこと。

ちょうどビジネスブログ/社内ブログ導入を担当している僕にとって、まさにタイムリーな話題。ブログポリシーを作ったり、体験イベントを実施したりと、Wilson氏の日々の苦労が手に取るように分かります。

"We showed them that there were already members of our crews blogging, operators blogging, and customers blogging," Wilson said. He then showed the executives results of a blog search that found 675,000 entries by McDonald's employees, franchisees, or customers talking about McDonald's in one 90-day period. "That got their attention very quickly," he added.

上記の引用箇所はWilson氏が上層部を説得する場面なのですが、ブログ検索の結果に驚く役員達の顔が目に浮かびますね。ちなみに「法務部門を早い段階から、頻繁にプロジェクトに参加させること」というのが、Wilson氏がブログ導入を考えている企業に向けた助言だそうです。

しかしマクドナルドのこのプロジェクト、1年がかりの構想だったそうですから、数ヶ月導入に携わった程度で疲れている場合ではないですね・・・。

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