韓国で3人に1人が会員というSNS「サイワールド」が、日本でも12月からスタートするとのこと:
韓国最大SNS「サイワールド」が日本で本格スタート(ITmediaニュース)
日本ではmixi、GREEがあるから成功しないよと言うのは早計でしょう。既にご紹介した通り(関連記事:Friendster、ついに買収?)、アメリカでSNSの先駆けとなったFriendsterは後発のMySpaceに逆転されてしまいました。もちろんFriendsterの衰退には経営陣の混乱という要因もありますが、SNSにとって「先行者利益」が必ずしも最重要ではないことを示しています。「もう多くの人が会員になっているから、mixiからサイワールドに乗り換える人は少ないだろう」とは言い切れないでしょう。
サイワールドは「日本独自の機能などを追加し、2006年末までに会員200万人獲得を目指す」とのことで、「mixi/GREE以外のその他大勢」の中には入らない姿勢を明確にしています。日本市場での戦略については、こちらの記事に詳解されています:
韓国で4人に1人が参加するSNSが国内進出──その戦略は(ITmediaニュース)
- 招待制ではなく登録制
- 高度な閲覧制限機能を持ち、知人だけのクローズド・コミュニティを作成できる
という点がポイントになりそうですね。オープンなマイページを持ちながら、別のアカウントで閉じたコミュニティを作るという使い方もできそうですし、mixiなどにはない新鮮さを感じる人も多いでしょう。
Friendsterの例を見ると、既に大手SNSに登録しつつ、他のSNSに「浮気」する人も多そうです。問題は、ひやかしで登録した人々(僕のように)をどこまで継続してアクセスさせることができるか。12月以降のmixi、GREEなどの対応にも注目です。
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