先日、米Technoratiに新しい機能が追加されたことをちょっとだけお伝えしましたが(参考記事:テクノラティ・ジャパンでもタグ機能サポート開始)、キーワード出現グラフを画像ファイル化してくれるという「オマケ機能」も追加されているようです(Micro Persuasion経由で知りました):
New Technorati search results, profile features (Niall Kennedy's Weblog)
この機能を使うと、こんなグラフの画像ファイルが簡単に作成できます(クリックで拡大):
IceRocketやBlogPulseを使ってグラフを表示して、スクリーンキャプチャから画像ファイルを作れば同じことができるのですが、手間を掛けずにファイルを作れるというところが良いです。ちなみに上の画像は見てお分かりの通り、「Web2.0」をキーワードにグラフ化したものです。URLはこちら:
http://charts.technorati.com/chart/web2.0?size=xl
上のURLの"web2.0"という部分を他のキーワードに換えれば、そのキーワードに対するグラフが作成されます(全てのキーワードが有効、というわけではないようです)。また"size="の次にs,m,l,xlのいずれかを指定することで、サイズを変更することができます。
この機能、ちょっと前に流行った"How much is your blog worth?"のようなバイラル効果を狙っていると考えるのは穿ちすぎでしょうか?ポイントは、画像の下に必ず表示される"powered by Technorati"の文字。画面キャプチャで画像ファイルを作るのとは違い、Technoratiのサービスを利用して作ったということが必ず分かるようになっています(この画像をわざわざ加工して"powered by ..."の部分を削除する人は少ないでしょう)。誰かがこの機能でグラフを作り、ブログに貼るということが繰り返されれば、それだけTechnoratiの知名度が上がるというわけです。
以前Seth Godinがviralの条件という記事を書いていましたが(参考記事:「及川政治」問題に見るviralの条件)、「情報発信に必要な労力よりも情報発信による利益の方が上回っていること」という条件にうまく合致していると思います。CGM時代には、意外とこういった「オマケ機能」が強力なマーケティング効果を発揮するのかもしれません。
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