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2006/02/06

コメント

通りすがり

それらのラボで本当の意味でイノベーティブなテクノロジーが生まれているか、というと疑問です。

あくまで「開発」であり、「研究」ではない。

アキヒト

そうですね、ユーザーに近づいたとしても、「イノベーション」と呼べるようなテクノロジーが生まれるのかという議論は確かにあると思います。先月号の日経情報ストラテジー(ブルー・オーシャン戦略が特集されていた号)で、「ユーザーに聞いても本当に提供すべきものを知ることはできない」という特集が組まれていました。

ただ、先端的なユーザーが主導する形でイノベーションが生まれるケースもある、という研究もあります(いま話題となっている『民主化するイノベーションの時代』)。特にIT系の分野では、企業内の技術者とほぼ同じ技術力を持つユーザーも多いですし、彼らに近づくことで不利になることは少ないのではないでしょうか。

通りすがり

たしかに新しい発想のアプリケーションは生まれると思います。主張されている点を否定するつもりはありません。

ですが、サイエンスとしてどれだけイノベーションが生まれるのか、ということを疑問視しているのです。

それらラボのなかにどれだけPh.Dがいるのでしょうか。Google Labsやパロアルトと同列に並べるのは乱暴のように思います。

アキヒト

このブログでは僕の主観的な意見ばかり言っているので、主張を否定していただいても大丈夫ですよ(笑)

確かに「サイエンスとしてのイノベーション」という意味では、記事で取り上げられていた「ラボ」とは方向性が違うかもしれませんね。誤解を恐れずに言えば、(記事にある)ラボは「革新的な技術」ではなく「革新的なサービス」を生む場なのだと思います。

その意味で、PARCと現在の「ラボ」は並列の存在にはないと思います。Google Labsは個人的には、新しい技術とサービスの両方を生み出している場のように感じています。

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