以前、「社員は意外と自社の社長ブログを読んでいる」というアンケート結果が出たことをご紹介しましたが(関連記事:社員は「社長ブログ」を求めている?)、今度は「広報担当者は社長ブログを求めていない」というアンケート結果が出たというニュース:
企業の「社長ブログ」公開はわずか1割、IT/ベンチャー企業が積極的(nikkeibp.jp)
社長ブログについては、アンケート回答企業のうち11%が既に開設済みで、さらに11%が公開を検討中とのこと。ところが広報担当者に尋ねたところ、社長ブログを「公開してほしい」と回答したのが39%、「あまりしてほしくない」が37%、「してほしくない」が24%と否定的な意見が約6割を占めたとのこと。
実際に広報として社長の身近にいると、「うちの社長がブログを始めたら、何を書かれるか分かったもんじゃない」と感じる人が多い、ということでしょうか。確かに面白いブログは誰にでも書けるものではないですし、普段広報の難しさを実感しているだけに「うちの社長にはブログなんて初めて欲しくない」という意見になるのもうなづける気がします。
しかし企業のトップが自ら自社のアピールをするのは当然の時代になっていますし、何より社員が自社のビジョンや方向性を理解するのにも「社長ブログ」は役立つでしょう。「書けるわけがない」「書いたら面倒なことになる」ではなく、「意義のある社長ブログを書いてもらうためにはどうすればよいか」を考えるのが広報の役目ではないでしょうか。
ただ実際の話、「社長ブログ」のお世話をするのは大変な仕事になりそうですね。既に「社長ブログコンサルタント」的な仕事をしていらっしゃる方もいますが、社長ブログのプロデュースを担当する商売がこれから繁盛しそうです。
なるほど、興味深いご意見ですね。
僕は、(ある一定の条件をクリアすれば)社長ブログは大賛成です。では、「ある一定」とは何か。
1.毎日とは言わないまでも、頻繁に更新できる。
※社長の忙しさ、もありますが、一転集中型で大作を書こうとする正確には難しい。
2.思いこみが強すぎない。
3.その他
※ここは、あまり書けません。(^^;
こういった特殊条件(?)をクリアすれば、問題ないと思います。ただ、この特殊条件をクリアすることが、実は大変だったりするのですが。
ただ、ベンチャーは、社長が個性が強い人であるべき、と考えています。社長が、遠慮深い人では、ベンチャーはつとまりません。
ぐいぐい引っ張っていくべき、ですから。
そこら辺のバランス感覚のある人が良いんでしょうね。
投稿情報: 大木 | 2006/02/17 21:45
> 3.その他
> ※ここは、あまり書けません。(^^;
そのあたり、今度よく聞かせて下さい(笑)
1.の「毎日とは言わないまでも、頻繁に更新できる」は重要ですよね。某社長日記のように、「今日何食った」なんていうエントリばかりになっても困りますが、「最後に投稿されたのが1ヶ月以上前」なんていうブログは読む気がしません。
(この辺は僕も様々な理由から、深く突っ込めませんがw)
成功しているベンチャー企業の社長日記が面白いのは、個性の強さやアグレッシブなところがブログに現れるからかもしれませんね。
投稿情報: アキヒト | 2006/02/18 12:39
こんにちは、cocommentでコメントしてみます。
↑ご指摘のように、特にベンチャーの場合は社長がいったことがすべてみたいなところがあるので、ブログ=プレスリリースみたくなっちゃうんでしょうね。読者は楽しいけど、広報の人は大変だし、立場がないというか。。「あっ、それ私が言うはずだったんですけど。。」みたいなところはあるかも。
投稿情報: kenjimori | 2006/02/18 14:25
本人が意識するにせよしないにせよ、ブログ=プレスリリースみたいな側面は出てしまいますね。さらに言えば、プレスリリースには載らない裏話や、主観的な意見なんかが載ったりして、読者にとっては楽しみですが。
> 「あっ、それ私が言うはずだったんですけど。。」みたいなところはあるかも。
広報担当者はこれから、「社長ブログで何を言わせるか、言わせないか」を含めて広報活動全体をコントロールすることが求められるのかもしれません。
投稿情報: アキヒト | 2006/02/19 13:23