先日 Web2.0Slides というサービス(Web 2.0 系サービスをスライドショーで次々に見せてくれるというもの)があることを紹介しました。このサイトが扱っている Web 2.0 系サイトの数はなんと1,400。中には「自称 2.0」も含まれていると思いますが、あらゆる分野で 2.0 化現象が進んでいるのかもしれません。
しかし Read/WriteWeb で、まだ 2.0 化が進んでいない「未開の地」を探るというエントリがありました:
■ Top Ten Underserved Web 2.0 Markets (Read/WriteWeb)
eConsultant's Web 2.0 Directory という、Web2.0slides と同様に Web 2.0 系サイトを集めて紹介しているサイト(こちらが扱っているサイト数は1,007)を元に、まだサービスを提供している企業が少ない分野/ニーズが十分に満たされていない分野をリストアップしています。ちなみにどんな分野かというと:
- コミュニティ形成サービス/ローカル情報サービス(craigslist, backfence, Oodle などに代表される分野。既にこういったプレーヤーがいるものの、まだまだローカルコミュニティを 2.0 化するためにできることがあるのでは?とのこと。)
- ディストリビューションサービス(BitTorrent などのファイル共有サービス等。)
- フィナンシャルサービス(現実世界で比べれば、画像共有などよりもファイナンスに関するニーズがはるかに大きいのに・・・とのこと。)
- ゲーム(リストに9つしかないから、とのことですが、これは確実にもっとあるのでは・・・。)
- 草の根サービス/非営利サービス(市民活動団体やNPO向けのサービス)
- モバイルサービス(既に多くのプレーヤーがいるが、今後大きく拡大するのが確実な分野なので含めたとのこと。)
- プロジェクトマネジメントサービス
- 出版サービス(紙だけでなく、eBook などの形態でのパブリッシングを含む。)
- ストリーミングサービス
- Wi-Fi サービス
これ以外にも、もしかしたら大きなチャンスが眠っている分野があるかもしれませんね。Web2.0Slides や eConsultant's Web 2.0 Directory などの「まとめサイト」は、未開の地を探すための地図のような役割を果たしてくれるのかもしれません。
僕は Web 2.0 系ベンチャーを始める技術力も資金力も度胸もありませんが、どなたか「我こそは」と思われる方は、上記のような分野で開拓に乗り出してみては。
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