価格比較系サイトにもスマート化の波が、といったところでしょうか。TechCrunch でこんな新サービス(非公開ベータテスト中)が紹介されています:
■ Use Farecast To Find Flight Deals (or just fly Southwest) (TechCrunch)
紹介されているのは Farecast という航空運賃比較サービス。明らかに"fare"(運賃、料金)という単語と"forecast"(予測、予報)という単語を合体させた造語ですが、その名が示す通り、単なる料金比較だけでなく「いつ買うのが良いか(待ったほうが安くなるか、今すぐ買うほうが安いか)」というタイミングについてもアドバイスしてくれるそうです。運賃の上下を予測するアルゴリズムには、独自のものを使っているとのこと。
非公開ベータのため、実際のサイトがどんなものかは不明です。なので詳しい内容は TechCrunch の記事を参照して欲しいのですが、インターフェースも含めシンプルにまとめられているサイトのようです。日本国内にいてはほとんど意味のないサービスですが、研究用に実際のサイトが見てみたい・・・(さっそく招待依頼登録してしまいました)。
「予測」という要素は、他の価格比較系サイトにも導入できるかもしれませんね。例えば家電製品は「もしかしたらもっと安くなるのかも・・・」という不安がつきまとうものですから、製品ジャンル・メーカー・発売後から現在までの値下がり状況・ネット上の人気度(ブログで取り上げられた頻度や検索された回数など)などの要素を加味して「この製品の来月の店頭価格予測は○○円」などといった予測をしてくれたら、人気を集めると思います(もっとも正確な予測はかなり難しいと思いますが)。
いずれにしても、価格比較系サイトが単なる価格比較だけしていれば良い時代は終わっていくのでしょう。「予測」は新たな方向性の1つだと思いますが、もっと別のスマート化が考えられるかもしれません。
金融業を学びましょうということですね。
投稿情報: SW | 2006/05/28 02:07
確かに金融は「予測」サイト構築の参考になりそうですね。そのうち「ブラック-ショールズで考えるとね~」なんて会話が主婦の間で行われるような時代が・・・来ると恐いですが。
投稿情報: アキヒト | 2006/05/28 10:08