ITmediaに「どうしてブログは三日坊主になる?」という記事が掲載され、注目を集めているようです:
■ どうしてブログは三日坊主になる?(ITmedia News)
この中で提示されているアドバイスはどれも参考になるものだと思うのですが、そもそも根本的な問題として、どうしてブログを書こうとするのでしょうか?記事では
大橋氏はメールソフト「Becky!」のリマインダー機能を使い、ブログ執筆を促すように仕組みを作っている。「指定した時間がくると、(PC上で)ブログのテンプレートが開く。こうなると書かざるを得ない」
こんなアドバイスが出てくるのですが、そこまでして書く必要があるの・・・?と思ったのは僕だけではないと思います。書きたいことがなければ、書かなくてもいいのに(もちろん「アフィリエイトで稼ぎたい!」といった目的があれば別ですが)。
話は変わって、最近ウチの奥さんがSNS(Mixi)に興味を示してます。本人はこういった「ネット上のコミュニケーションツール」というものが苦手で、僕がブログを書いていると「ブログの何がそんなに面白いの?あなたはブログに取り憑かれている~」と怒るぐらいだったのですが、最近SNSに招待してくれと言い出しました。なぜかと聞いたところ、僕以外にも友人たちがブログ/SNSにハマっているのを見て、「なぜそんなにハマるのか知りたくなった」そうです。
そこでふと思ったのですが、ブログ/SNSはネットに興味の無い人々であっても視界に入るぐらい普及しつつあるのではないでしょうか。実際、総務省の発表資料で利用者数を把握することができますが、それ以上に何か「閾値」といったもの---あるいは「キャズム」と呼んでもいいかも---を越えつつあるように思います。それが「何かよく分からないけど、ブログ/SNSというものを始める人が増えた。私もやってみたい(やらなくちゃ)」と感じる人の増加につながり、「どうやってブログを続けるか」という議論が出てきたのかなと思います。
そう考えると、「書きたいことがなければ書くな」と言い放ってしまうのもちょっと乱暴かもしれません。せっかく「面白そうだから書いてみたい」という気持ちになっているのですから、「こんな楽しさがある、こう書いてみたら?」といったアドバイスがあっても良いですよね。実際、ウチの奥さんが書く日記は意外に面白いということを発見して、「ブログを続けるのは難しい」という壁を乗り越える人が一人でも多くなって欲しいと思っています。
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