久しぶりに箇条書きネタ。How Blog > Core 77's Design Blog という経由ですが、「アイデアを殺す台詞/態度」というエントリがありました:
■ Idea killers: ways to stop ideas (Berkun Blog)
で、内容はというと:
- 「それはもう試したよ。」
- 「そんなのうまく行かないよ。」
- Would you like a pony? (※すみません、ここ意味分からず。検索すると割とヒットするフレーズなんですが・・・。pony = 子馬、重要でないものということで、「そんなつまらないことしたいのか?」という意味?)
- 「ばかげているな。」
- 「君はクビだ。」(※失敗すれば処罰される、という雰囲気では新しいアイデアは表にでない、という意味?)
- 「君には強く反対する。」
- (笑い)
- 「予算にないな。」
- 「それは重要な問題じゃないよ。」
- 「時間がない。」
- 「上が認めないよ。」
- 「我々の管轄外だ。」
- 「しかし、それがルールなんだよ。」
- 「非現実的すぎる。」
- 「もうお終いだ。」
- 「そんなの儲からない。」
- 「我々のビジネスじゃない。」
- 「技術的に難しい。」
- 「何のことを言っているんだ?」
- 「みんなちゃんと考えているのか?」
- 「そんなの欲しい人はいないよ。」
- (反応なし)
ちなみにこのリストを書いた Scott Berkun という方は Microsoft 出身で、プロジェクト・マネジメントの本を書いたりしています。大企業でプロジェクトを動かした実体験に基づくリスト、ということでしょうか。
よく言われることですが、アイデアを育てるにはまず「否定しないこと」ですね。それから「バカなことを言ったら自分のマイナスになる」という空気を排除すること。その2つの基本ルールを詳細化したのが、上記のリストだと思います。
個人的に最近悩まされているのは(21)かな。「お客様が求めているのはこういうものだ」という幻想に囚われ過ぎて、新しい一歩が踏み出せない・・・というケースに直面することが多々あります。自分も常に発想を柔軟にすること、柔軟にすることを恐れないこと、を心がけないと。
> Would you like a pony?
これは"I want a pony!"という子供のおねだりから来ています。
コストを考えず何でも欲しがることを"wanting a pony"というわけです。
私なら「名月をとってくれよと泣くおまえ」とでもしますか。
Dan the Pony Chaser
投稿情報: 弾 | 2006/11/19 12:59
弾さん、コメントありがとうございます!
なるほど、「コストのことを考えてから物を言え」といった感じの意味になるのですね。勉強になりました。
投稿情報: アキヒト | 2006/11/19 15:15
吉川@ナレッジです。
有名な「アイデア・キラー」ですね。私も大学時代に研究室で見つけたこのペーパーを未だに大事に持っていて自分のPCに貼っています。
ちなみに私の持っているのは30個のやつで内容が一部違うようです。これらのオリジナルはスタンフォード大学のものだと言う話ですが、Scott Berkunさんのもこれと同じ源なのか新たにかかれたものかどっちなのでしょうか。
実は私も1年ほど前から「ナレッジマネジメント導入時版アイデアキラー」を個人的に書き留め始めてます。いつか整理できたら発表してみようと思っています。
投稿情報: yoshikawa | 2006/11/19 21:56
吉川さん、コメントありがとうございます。
30個バージョンがあるのですね。Scott Berkun さんのはご自身で創作されたもののようですが、ベースには様々な資料があるのだろうと想像します。「ナレッジマネジメント導入時版アイデアキラー」期待してます!
投稿情報: アキヒト | 2006/11/20 11:58