既にそんなアイデアがありそう・・・という話ですが、今日は仕事に追われてこれといったニュースをチェックしていないので。
最近気になっていることに、「Eメールの読まれなさ」があります。大事なメールを送っているのだけれど、相手が「忙しい」の一点張りでメールをチェックしてくれない。または見るのがイヤなので確認しようとしない、という経験(もしくは逆の経験)をされたことがある方は多いのではないでしょうか。そう、メールは無視しようと思えば、いくらでも無視できるのです。
そこで応用してみたいのが「回覧板メソッド」。回覧板とは言葉の通り、町内会や会社の部内で回すアレです。ここで回覧板の特徴をまとめてみると:
- 閲覧するルート、もしくはメンバーが決まっている。
- メンバーのチェックリストが付いていて、誰が閲覧済みか否かすぐに分かる。
- 情報を読めるのは一度に一人(もしくは一世帯)のみ(必要があればコピーを取れるけど)。
- 情報を受け取った人は、次の人に渡す義務がある。
- みなが義務を果たさないと、情報が行き渡らない。
こんな感じになるでしょうか。ここでポイントは「自分が義務を怠ると情報が行き渡らない」という点です。特に集団意識の強い日本人は、グループに迷惑を掛けるわけにはいかないという心理から、「回ってきた情報を確認して次に渡す」という行動を自然に取ってしまうわけです。
この特徴をEメールに応用するとこんな感じ:
- メーリングリストやCCなど、一度に複数の相手に送るようなメールの場合、宛先の誰か1人にまずメールが送られる。
- メールの末尾には回覧されるメンバーが一覧表示されていて、読み終わったら自分の名前にフラグを立てる(情報を確認したことの宣言)。
- 同じく末尾には「次の宛先(○○さん)に送る」というボタンが用意されていて、これを押さないと次の人にメールが渡らない。
- 個々のメールの回覧状況はWEBで分かるようになっていて、「○○さんが止めている」というのがすぐに分かる。
こんな仕組みならば、「メールを無視する/確認しない」という態度を防げるのではないでしょうか。っていうかなんかデジタル稟議書っぽい。
しかし実際自分にこんなメールが来るようになったらイヤだな・・・しかも携帯電話に対応したりしたら、仕事を逃れて落ち着く時間が無くなりそう。
個人的には、最後にメールに何が書かれていましたかの、テスト問題があると嬉しかったりします(笑)
読んでも、絶対間違える人いるからな。。。
投稿情報: らく | 2006/11/17 11:25
らくさん、コメントありがとうございます。
> 読んでも、絶対間違える人いるからな
仰る通り、「あれってそういう意味のメールだったの?」も常套句ですね。最後にテスト問題があったら、みな必死で内容を理解しようとするかも・・・成績まで全員にメールされたら、より効果大ですね(笑)
投稿情報: アキヒト | 2006/11/19 15:24
どうもはじめまして、蜜柑と申します。
携帯電話をこよなく愛する大学院生です。笑
回覧板メソッドはすでに考案されていて実際J-Phone(現:Softbank)が運用しておりました。
まだ残っているかどうかは不明ですが、私が高校に入ったころの話なので10年近く前の話ですね。
ちなみにサービス名は「リレーメール」だったと思います。(うろ覚え
こんな古い記事に投稿して返信があるかは謎ですが興味ある内容なので書いてしまいました。笑
投稿情報: 蜜柑 | 2007/09/26 23:52