個人的に、こういうアナログな(?)ハイテク活用法っていうものが大好きなんですが、園芸をする人にはけっこう便利なアイデアかも:
■ サカタのタネ 消費者向け新シリーズ -- 小袋934種 栽培方法、ネット連動 (日経流通新聞 2006年11月29日 第15面)
残念ながらネットでは見つけられなかったので、ポイントを箇条書きにしておきます:
- サカタのタネは「小袋入り種子シリーズ」を一新、12月1日に発売する。
- 新パッケージにはQRコードが印刷してあり、読み取るとサカタのタネの専用サイトにアクセスできる。
- サイト上では、栽培に必要な環境や、種まきの方法、病害虫を防ぐ方法などが紹介され、家庭菜園で作業しながら栽培方法を確認できる。
こんな感じ。ちなみに野菜やハーブ、花き類など934種類がこのパッケージで発売されるそうです。
園芸も料理などと一緒で、単に情報を得るだけでなく、現場でその情報を使う必要があります。タネの入れ物に印刷されたQRコードから、手持ちの端末で情報が得れるようになれば、現場で作業するのがラクになるでしょう(ただ作業で汚れた手でケータイを触るのもどうだろう?という気もしますが・・・)。単純な発想ですが、特に初心者の中には、重宝する人が多いのではないかと思います。
しかしタネの袋にまで活用されるということは、それだけQRコードが市民権を得たと解釈して良いのでしょうか?サカタのタネは、今回のターゲットをいわゆる「団塊の世代」としているそうですが、団塊の世代層にも「ケータイでQRコードを撮影->ネットにアクセス」という行動が定着したと判断しているのでしょうか。QRを付けたはいいけれど、逆に「どうやって使うの?」という問い合わせに対応する必要が出てくる(使い方を袋や什器に記したり、販売店向けにマニュアルを配るなど)のではないかなと想像します。
ただ、こうやって様々なものにQRコードが付いて人々が慣れることにより、QRの応用範囲がますます広がっていくということになるのかもしれませんね。今では想像もつかないような部分(ユーザーがついてこれないと思われているような部分)にもQRを活用することを、今のうちから考えておいた方が良いのかもしれません。
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