今日のシロクマ日報で"myTimeHero"というSNSについて触れたのですが、これがなかなか面白いです。と言っても機能的に先進的な面があるのではなく、むしろその逆。このSNS自体が中高年層向けのサービスということで、慣れている人にとっては当然だろと思うようなことも、一から丁寧に説明してくれています。こういうサービスを参考にすると、初心者がどんなところでつまづきやすいか・分からなくなってしまうかを確認できるかも。
例えばこの"Smart Photo Upload"機能:
普通のサイトのように、「参照」ボタンでブラウザを呼び出すという形式もあるのですが、デフォルトなのはこっち。ページが開かれると、エクスプローラー似の画面が表示され、自動的に画像ファイルを検出・サムネイルとして表示してくれます。あとはアップロードしたい画像にチェックして(チェックされた画像は下半分に表示)、Upload ボタンを押すだけ。画像アップロードに慣れている人なら必要ない機能ですが、確かにこんな画面がクリック1回で表示されれば便利でしょう。
もう1つなるほどと思ったのは、この「残量表示バー」:
入力できる文字数に制限がある場合、入力欄の直下にこのようなバーが表示されています。で、ずらずらと文章を書いていくとどんどんバーが短くなっていき:
容量いっぱいになると消えてしまう、というもの。スクリーンショットでお分かりの通り、残量に応じて色が緑>黄>赤と変化するようになっています。発想は単純で、既に別のサイトでも採用されてそうですが、これならぶしつけに「300字以内」などと書くよりもずっと親切ですよね。
最先端のサイトで、最先端のインターフェースを学ぶのも良いですが、こういったサイトにも様々なヒントが隠されているのかも。というより、バリアフリー製品を開発するのが大変なように、初心者向けサイトの方が工夫で満ちているもの(であるべき)なのかもしれませんね。
コメント