突然ですが、Polar Bear Blog のエントリ1件は1,000ドルとなります:
「雇い主求む!このブログのエントリ1件$1,000で売ります。」
……と、こんな風に企業に対して「ダイレクトに」ブログエントリを売ることができるのが"PayPerPost Direct"だそうです:
■ 魂、いくらで売りますか。PayPerPost、今度はブロガーに値を付けさせる (TechCrunch Japanese)
ちなみに PayPerPost という会社についての説明はこちら。要は"Sponsored Post"(スポンサー付き投稿)、すなわち企業の要求通りに書かれたブログエントリを投稿すると、ブロガーに報酬が支払われる(ただし依頼を受ける資格があるか・依頼通りにエントリを書いたか等の審査あり)というサービスです:
■ PayPerPost.com あなたは魂を売るか? (TechCrunch Japanese)
同じような「ブログ賞金紹介サービス」(?)とでも呼ぶべきサービスは、様々な形態でいくつか登場していますが、今回の"Direct"サービスは「直接企業にアピールできる/直接ブロガーとコンタクトが取れる」という点が特徴。希望最低報酬額(僕は強気に1,000ドルにしてみました!!)を入力して申し込むと、上にあるようなブログパーツを表示するためのコードが生成されます(パーツは3種類×3色+テキストリンク1種類)。あとはそのコードを、好きな場所に埋め込めばOK。
で、僕も早速試してみようと思ったのですが、事前審査に2日間程度かかり、しかもブログに審査開始用スクリプトを埋め込まなくちゃいけないということで保留。なのでまだ悪魔に魂は売ってませんよ。
ちなみに表示されたブログパーツを(エントリを書いて欲しい企業が)クリックすると、上記のような画面が表示されるそうです。ここでメッセージを送ると、ブロガーとコンタクトが取れるという仕組み。「リンクして欲しいURL」、「最低文字数」、「態度(ポジティブに etc.)」、そして当然「報酬額」などの項目がありますね。
「ブロガーが企業から直接報酬を得てエントリを書くこと、しかもその事実を公表しないこと」についての是非はさておき。また「賞金稼ぎブロガー」に投稿を依頼したところで、どこまで読者に影響を与えられるのかという議論もさておき。これまでは「企業からブロガーにアプローチする」という方向が一般的だったのが、「ブロガーからも企業に積極的にアピールする」という方向も普通になるのかもしれませんね。そういえば日本にも「ドリコム ジョブボード」のようなサービスがありますし、「このブログで○○しませんか!」的メッセージの発信を可能にする仕組みは、日本でも増えていくのかもしれません(くどいですが、その是非は別として)。
ちなみに PayPerPost Direct 自身も、Sponsored Post の対象となっています。以下のスクリーンショットでお分かりの通り、1件10ドルとのこと:
そのせいかどうか分かりませんが、Technorati で"PayPerPost Direct"をキーワードに検索してみると、現時点で1,051件ものヒットがあります。この中でいくつのブログが10ドルを手にしているのやら。
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