これだけネットを通じたコミュニケーションが一般的になり、さらにその重要性が高まっているとすると、書き込まれたメッセージを見るだけで心理療法が可能かもしれない -- という話:
■ Roy: Psych Notes for Smilies (Shrink Rap)
ネタなのですが、ちょっと面白いです。どうやって精神分析するのかというと、チャットのメッセージや掲示板の書き込みなどに使われるエモーティコンを利用しては?というもの。例えばこんな風に:
- :-) … 安定。プロザック40mgを継続投与。3ヶ月後フォローアップ。
- :-)) … プロザックを20mgに削減。1ヵ月後フォローアップ。
- :-))) … プロザックの投与停止。リチウムを300tid処方。甲状腺刺激ホルモンをチェック。1週間後フォローアップ。
- :-D … デパコートを追加。リチウムのレベル、LFT、CBCをチェック。1週間後フォローアップ。
- :-( … プロザックを60mgに増加。2週間後フォローアップ。
- x-( … 救急車を呼べ!ERに入れろ!過量摂取をチェック!
医学用語満載なので一部意味不明なのですが、雰囲気は伝わりますよね。ちなみにご存知の方も多いと思いますが、プロザックは抗鬱剤の一種。逆にデパコートは躁治療薬で、リチウムも躁うつ病の躁状態の患者に処方されるそうです。
僕はほとんど顔文字や絵文字を使わないので、こんな「エモーティコン・セラピー」は受けられないと思いますが……普段から顔文字を駆使しているような人々には、意外と有効かもしれませんね。こんな科学的なセラピーは無理にしても、「最近○○さんからのメールは"orz"が多いなあ、落ち込んでるのかな?」とか、相手の精神状態を推し量るヒントになってくれるのかもしれません。
また最近は日本でも Twitter などが流行していますし、将来的には心療診断はチャットでOK、なんて精神科医も増えるのかも。
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